JUGEMテーマ:日記・一般
二番目の娘が、31日に結婚式披露宴を都内某ホテルで行う。
私たち夫婦が36年前に結婚式披露宴を挙げたのが、ついこの間のように感じる。
それにしても、私のような仕事で子供たち3人を無事に育てることができたことは
奇跡のようなもので、誇りに思って良いと思う。
仕事に恵まれた幸運に感謝し、子育てに努力してきた妻に感謝するしかないだろう。
父親として優れているかどうかは、あまり自信がない。ただ、好きなことではあったが、
仕事だけは、懸命に一生懸命務めてきた。
とは言え、本当に好きなことの延長線上にあることなので、我慢もできれば努力もできる。
好きなことしか努力できない人間なのだ。
そういえば、子供たちを見ていても、好きなことをそれぞれやっているのでは・・・。
それは、それで幸せなことかもしれない。
人生、思い通りにいかないことだらけだが、あきらめずにやっていけば、なんとかなる
ものだ。これまで、やってきて思うのはそんなことだ・・。
子供の頃や若い頃は、周りからどれだけ頼りなく思われていたのだろうか。
あまりリーダーになった覚えがない。
だいたい、小学校の児童会長の選挙で、演説が好評で、ダントツの票を勝ち得ていたにも
かかわらず、転校してきたばかりという理由で、先生方に副会長にさせられた。
色白でおとなしい男の子だったので、よほど、大人から見て頼りなかったのだろう。
大人から見たら、特に男の先生から見たら、扱いにくい子供だったかもしれない。
やんちゃで活発な男の子の方が好ましい存在だったと思う。
子供の頃から、特に男の先生で理解してくれる人はほぼいなかったと思う。
今はだいぶ変わってきたかと思いきや、学校の教育現場に最近接するなかで、
どうやら、あまり以前と変わらないようにも見える。
私には、学校の先生方の視野が狭いように思えてならない。
あの時、私をなぜ素直に会長にしなかったのか・・・。会長にさせられた男の子は、その後
かわいそうにノイローゼのようになってしまった。おとなしそうな女の子のようだった子供は
案外、図太い子だったのだが、彼らにはそれが見抜けない。かえって子供たちの方が本当のこと
を知っているのだ。
さすがに齢もとれば、色白のおとなしい男の子には見えないらしく、最近周りから妙に頼りに
される。20年近くも「物語シアター」の代表で、周りを引っ張らざるを得ないなかで、
だいぶもまれてきたせいか、なんとなく団体の中心にされてしまうケースが多い。
故郷のグループや高校同窓会等々、リーダーにも親方にもなりたくないのに、
中心者にされてしまう。私が本当に会長になりたかったのは、小学生の時だけなのだ・・・。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
先月2月28日水曜日、新宿栄寿司西口店で、恒例の柏崎談笑会が開催された。
今回は、布施代表の卒寿と神林さん斎藤さんの米寿のお祝いを兼ねての会となり、
久しぶりに記念撮影。笑顔がはじけた。
常に会を牽引していただいた功労者であるお三方に対する敬意と感謝の気持ちを込めて
皆さんからメッセージをもらい、お返しにお三方から喜びのスピーチをしてもらった。
最近の談笑会は、自由で実に楽しい。参加したい人が何の制約もなく参加して楽しむ・・。
あまり上下にもとらわれない雰囲気がいいのだろう。とは言え、皆さんの職業、肩書は
立派な方々ばかりだ。
一番肩書が無いのは、わたしだろうか・・。きっと、そんな男が中心でやっているので
皆さん、気が楽なのかもしれない。
今後も、お三方には、お元気でいていただきたいと心から願う。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
3月16、17日(土日)と20度前後の暖かさだった。
特に16日は一日青空が広がり、公園の高台から沈みゆく美しい夕日が見えた。
電線が入ってしまうのが残念だが、それでも手前の早咲きの桜とともに、なんとも
平和な景色に心が和んだ・・・。
家族が安穏でありますように。
世界が平和でありますようにと、心から願う。
]]>JUGEMテーマ:日記・
早咲きの玉縄桜が満開だ。
光が強くなってきたら、木の影が地面にくっきりと映った。
まるで地面に浮かぶ大きな絵画のよう・・・。
自然は、思わぬものをつくりだす。
]]>JUGEMテーマ:芸能
目白の学習院大学の近くにある「馬場ひかりダンススタジオ」をお借りして
毎年「朗読」発表会を行っている。今回は3月10日。
大変明るい良い空間であることは、写真を見てもらえばご理解いただけるだろう。
この空間から、戦後、たくさんの優れたコンテンポラリーダンサーが、育ち飛躍
していった。古いが床も天井も壁も、木造で味わい深い。
なんといっても、裸足で床を踏む感触が最高に心地良い。
そんなダンサーの聖地にも似た空間で、朗読をやらせていただいている。
なんという贅沢。その上声の響きも格別だ・・。
そこで今年は9人の出演者に発表をしてもらった。
優れた空間の威力たるや、出演者の表現を自然に高みに誘ってくれる。
空間の持つ力は侮れないのだ。
出演者は、アマチュアからプロまで様々。年齢も20代から70代まで幅が広い。
この贅沢な空間で稽古や発表ができることは、誠に幸せなことと思っている。
そして、自由な自己表現としての朗読には、今後も限りない芸術の可能性を秘めて
いることを、このスタジオの空間は教えてくれている。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
悔しい、じつに悔しい!
ウオーキングでちょこちょこ訪れているふるさと公園の、ベンチから生える
奇跡の葉っぱが、一昨日無くなっているのに気が付いた。
あれ、まさか?と思い、何度もさがしてみたが、見あたらなかった。
誰かが、むしり取ったのだろう。じつにいやらしい、無慈悲な所業だ。
何故、あのような自然の奇跡の営みを理解できないのか・・・。
心いやしき人間の仕業であろう。
ああ、何年もかけてあのような奇跡が生まれたのに、これからまた10年20年かけて
自然界の奇跡が膨らもうとしていたというのに・・・。
優しさもユーモアも何にもない輩に憎しみさえ覚えた。
残念でたまらない・・・。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
2月28日に行われた柏崎談笑会の直前に、新潟の弟からラインが入った。
元筑波大学学長で、談笑会にもコロナ前まで顔を出されていた重鎮
北原保雄先生が、6日前の2月22日にお亡くなりになっていたと・・・・。
87歳だった。会では、皆さんと1分間の黙とうをささげた。
私の公演も何度も観に来ていただいたし、二人で光栄にも飲みに行ったこともあった。
最もお世話になったのは、3年前の舞踊劇「綾子舞物語」の脚本を添削していただいた
思い出だ。お送りした台本に、いたるところ赤ペンで直しをいれていただいたのだ。
日本最高の国語学者に、そこまでやっていただいたことは、感謝以外のなにものもない。
説得力のある完璧な脚本にしたかった、その思いが通じたのであろう。
直していただいたところは、今もよくおぼえている。
特に、江戸時代にはいる直前の時代、子が父を呼ぶとき、または、妹が姉を呼ぶときに
どういう呼称を使うのか。何気ないことだが、時代の雰囲気がその言い方で決まってくるようで、
うかつに決められなかった。
お父様でもなく、父さんでもない。おとっさんでも違う。出雲阿国が父親を呼ぶとき
果たしてどう呼んだのだろうか・・・。
北原先生は即答された。「ととさま」だね。妹が姉のお国を呼ぶときは
「あねさま」だね。これは確か電話でのやりとりだった。
目の前の霧が晴れた・・・。
呼び方一つで、時代背景と彼らのおかれた地位が鮮明に浮き出てきたのだ。
言葉の持つ響きというのはじつに不思議なものである。
そうして、出来上がった脚本は説得力を持ち、やがて柏崎市の主催でアルフォーレ大劇場
で上演されたのだ。途中、挫折しかかったときも、「きっと、上演できるよ。」
と励ましてくださった。「柏崎にとって必要なことだから・・」
公演翌日、さっそく私のスマホにメールが送られていた。「大成功おめでとう。祈っていましたよ」
柏崎における綾子舞の存在の大きさを、だれよりも知悉していた北原先生の思いを
そのとき、改めて感じたのを覚えている。当然、柏崎におられるわけではないのにである。
その後、新潟日報に、先生の書かれた書籍の書評を依頼され、読まれた先生が大変喜ばれて
いたことが、せめてもの恩返しになったかもしれない。
柏崎が生んだ偉大な国語学者 北原保雄先生の恩に心から感謝し、
ご冥福をお祈り申し上げたい。 合掌。
]]>
JUGEMテーマ:芸能
2月23日の夜に柏崎に着き、翌朝9時に産業文化会館入り。
たろうの会の5回目の朗読劇公演のリハーサルで、客席から仕上げの演出をし、
14時から2時間弱の舞台公演を観た。
昨年までの中心メンバー二人が抜けたものの、17歳の高校生一人を含む3名の方が
新たに加わり、初舞台を踏んだ。
その3名の存在が大変新鮮だったことと、メンバーが確実に力をつけていることが
うまく組み合わさって、充実の舞台を生んだ。
とりわけ、成功していたのは、冒頭の「あらしの夜に」と、最後の「おっかけ婆さん」だった。
メンバーで最も力をつけている土屋さん、吉田さん、福崎さんが中心の演目であることは大きい。
ガブとメイの掛け合いは、子供向けの絵本の枠を超えて、十分大人が堪能できる感情の
からみが鮮明に見て取れ、すっかりお客さんを引き込んでしまった。テンポもあって面白かったのだ。
冒頭の作品でお客の心をつかむと、良い流れができる。2番目の「天国か地獄かのまき」では
野良猫役の現役高校生中山さんと、ひねくれ婆さん役の川又さんの年の差コンビの息がじつにいい。
ここまでくると、お客さんはすっかり舞台を楽しんでいる。自然と笑いも起こってくる。
続く名作「泣いた赤鬼」も無難にクリアし、とても良い空気感を保ったまま前半が終了。
そして後半、「オレンジ・ウエディング」は予想以上の反響。アルビレックス新潟をこよなく愛する
人々の話だが、実際にアルビレックス新潟の熱心なサポーターである花嫁の父親役の高橋さんの、
現実なのか虚構なのかよくわからないとぼけた芝居に、お客さんはつい吹きだしてしまうのだ。
突っ込む奥さん役もリアルな奥様であることが、輪をかけて面白い。
完全にコメディーの流れである。
さて、最後は本命の土屋さんの、ほぼ一人読みの自虐的なコメディー、東野圭吾の「おっかけ婆さん」。
一人語りは、一人芝居に等しい演者の力量が問われる。リアリティーと情感が無くては成り立たない。
その上、コメディーなのだから、力みがあるとお客さんはついてこない。そして、内容自体はすこぶる
面白い・・・。
果たして、うまくいくかどうか、ふたを開けてみないと答えは出ない。アマチュアであろうが
プロであろうが、生の舞台とはそんなものだ。しっかりとお客様が入った劇場での反応がすべての
答えになる。
それまでの流れも良く、最初の方からお客さんがしっかりついてきている。じわじわと反応がき出した。
徐々に語りも滑らかになっていき、いつの間にか、シゲ子になりきった土屋さんがいた。
感情ののった台詞では、ことごとく笑いがはじけた。
もう、世界にどっぷり入ったお客さんは、あらゆる自分のツボで笑っている。
「もっと、このおかしな世界に身を置いていたい・・。聴いていたい、観ていたい。」
そんな気持ちが客席の空間から垣間見えた。
苦しい30分は、観る側もやる側も長いが、楽しい30分はどちらにしてもあっという間だ。
人生と同じ・・・。
最後の台詞の後。ゴッドファーザー「愛のテーマ」を聴きながら、涙がこぼれたという。
大げさでも何でもない。舞台の天国と地獄は紙一重なのだから・・。
「やったね、土屋さん」
終演後、6時過ぎの電車で駅をあとにした。
]]>
JUGEMテーマ:スポーツ
先日、遅い誕生日プレゼントをいただいた。大谷翔平のホームランキング記念シート。
欲しかったものだったので、手にして歓喜!
その興奮の冷めやらぬうちに、なんと結婚のビッグニュースが今日飛び込んで来た!
おったまげのぶったまげ。でも、なんともうれしいニュースではないか・・。
日本ではなくてアメリカで良かった。日本なら隠しようがなかったかも・・。
そういえば、昨年の夏。1日2試合で、完封勝利と2本のホームラン。
MLB史上最高の日と言われた日。なんと、夜中から試合をリアルタイムでテレビ観戦
していたのだ。続いて行われたホームランを打った試合もリアルで観ていたような・・
気になっているが、そのへんがあまりにぼーっとしていて確信が持てない。が、
それも見たことにしよう・・・。
ファンとしての、この幸せ・・。
ず〜っと以前、野茂英雄がノーヒットノーランを達成した時も、入れたてのBSに
かじりついていた覚えアリ。俺って、持ってる?!いや、しつこく観ているだけか・・・。
ともかく、おめでとう!
この赤いユニフォームはもう見られないとなると、これもまたファンタスティック!
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
毎年、夏と冬に二回、目白の椿山荘で開催される恒例の新潟県人会。
柏崎談笑会でもお世話になっている方々も大勢出席されるので、私も
できるだけ参加するようにしている。
以前は政治家として衆望を集め、今は評論家として才能をいかんなく発揮されている
金子恵美さんが、一般として参加されていた。
しかし、その華やかさゆえに人気はすごく、様々な席から引っ張りだこ・・・。
談笑会にいつも出席されているご婦人Kさんが、なぜか金子さんを柏崎のテーブルに
引っ張って来られ、ついつい私も同じ写真に・・・。
すぐにブログにアップするのも気が引けたので、1か月近く経ってからの登場
となった。
ほとんど、元のテーブルで食事をとっている時間は無かったのではないかと思う・・。
帰り際、お開き口付近でもご婦人につかまっていたのを見て、「お気の毒に・・」と
同情したほどだった。
益々のご活躍を期待している。できれば、国や県の文化教育のために・・・。
]]>JUGEMテーマ:学問・学校
はじめて、跡見学園女子大学の実習の写真を掲載する。
これまでも、何度か写真を撮ったものの、じつは一度も掲載したことはない。
今回は皆さんに前もって掲載のご承諾をいただいたので、思い切って掲載することにした。
自動シャッターにしたので、ずいぶんと遠方に写ってしまったが、雰囲気だけは
伝わると思う。
なんだか「おまえ、いい歳して調子に乗るんじゃねえぞ」とお𠮟りを受けそうな構図になって
しまったが、彼女たちの楽しそうな雰囲気に免じてご容赦いただきたい。
この直前に「デューク」と「フランダースの犬」の発表会を終えたばかりで、みんなが充実感と
達成感に溢れているのだ。
集中講義は、1日約5時間を毎日5日間。4日間かけて朗読劇として本読みから始まり、
キャステイングと稽古。5日目に発表会と反省会を行うというもの。
これだけ集中して行うと、まるで学生の頃の運動部や演劇サークルでの合宿のような感覚
に近い。実際、彼女たちもそのようなことを言っていた。
合宿をやると、一気に力が伸びるのは言うまでもないが、これだけ毎日声を出して表現の
訓練をすると、声量もアップし、不思議なくらい読みもこなれていく。若いから進捗も早い。
1日目は、発声に時間をかけて行い、その後一人ずつ2回は台本を読んでもらった。
その間、指摘も行いつつ、皆さんの声と読みの特徴をつかみ、役の振り分けも考えていく。
おそらく、6年前の開始当初よりも格段にレベルがアップしているので、経験の少ない人は
戸惑いも大きいことだろう。だから、初日は相当につかれる作業になるはずだ。
そして、2日目の初めにキャストの発表。グループごとの立稽古が始まる。
この辺りを通過すると流れ始め、声を出して語ったり、役を表現することが徐々に楽しく
なっていく。
そして、4日めあたりになると、ぐっと声が出るようになり、変化を自覚するようになる。
あきらかに演じるのが楽しくなってくるのだ・・・。
最終日は、発表会。緊張感の中で、集中力を発揮する自分に気づくことができれば、
もう最高だ。
今はまだお客さんは入れないが、コロナ前までは、友人や大学の先生方をご招待して公演した。
しかし、本番と決められた時間と空間での発表は、お客さんがいなくても十分な緊張感を
味わうことになる。
いつもは4か月近くかけて行う授業を、5日間でまさに集中して行うのだから、大変だ。
それも、一番寒い2月である。
参加し、発表会を体験した方々に、感謝申し上げたい。でも、きっと皆さんが、何かを
感じ、つかんでくださったことと思っている。
それが、この写真の笑顔につながっているのではないかと感じている。
]]>
JUGEMテーマ:芸能
先日、神奈川県民ホールに、タンゴ公演を観に行った。
民音タンゴシリーズの53回目だという。これまでにも数回観に伺っているが、
その演奏と、歌唱と、ダンスのそれぞれに素晴らしく芸術の極致を鑑賞する喜びに浸った。
アルゼンチンタンゴ。それは哀愁と情熱が交錯する至高の音楽と踊りだ。
今回の来日は、バイオリンのウンベルト・リドルフィ率いる五重奏団。キンデート・デル・アンヘル。
タンゴ演奏の特徴としては、小さいアコーディオンのような楽器、バンドネオンの音色が特徴的だ。
今回、CDを購入。リドルフィのサインまでしてもらってきた私。笑
鑑賞の2時間は、まさに夢のようだった。アルゼンチンタンゴの最高峰が鑑賞できるなんて、
民音さん、ありがとう。2月13日火曜日には、文京シビックホールで2回公演があるそうだ。
人気なので、チケットはあるかないかはわからないが・・・。県民ホールはほぼ満席だったようだ。
しかし、3月6日まで全国各地で公演がある。
ああ、また観たい!聴きたい!
]]>JUGEMテーマ:芸能
柏崎高校の首都圏OBの同窓会「東京柏会」の総会で、ウクライナのバンドゥーラ奏者で歌手の
カテリーナさんにコンサートを開催していただけることになった。題して「カテリーナ・
平和への願いコンサート」7月6日土曜日14時に、有楽町国際ビル「日本俱楽部」で実現する。
19歳で来日してから今日まで20年近く、ウクライナの復興平和支援のために人生のすべてを
ささげて歌い続けている姿にうたれた。その歌声は、美しく悲しみに満ちている。
その彼女の歌声を、是非とも柏会総会で聴くことはできないだろうか・・・。
これまで、柏崎高校OBの活躍する方々に、講演を依頼するのが常であったが、今回の異色の
企画は私が持ち込んで幹事会で承認されたもの。幹事の皆さんの柔軟性に感謝申し上げたい。
45分ほど時間をかけて、ライブコンサートを行ってもらう予定。
これまで、興味を持てなかった同窓会イベントに、新たな興味を抱く人たちも出てくることだろう。
そして、カテリーナさんの歌と言葉は、多くの出席者の心をとらえることになるに違いない。
]]>
JUGEMテーマ:映画
一昨日、毎月妻とうかがっている「GINZA会計事務所」に行った帰り、一人で映画を観た。
有楽町の東宝シネマズの前にある「ゴジラ像」の前でパシャリ!
妻は、耳の調子が良くないので、もう長く映画は観ていない。当日は一人でIMAXの映画
「ゴジラ」を観たが、ものすごい音量だったので、まだとても彼女には観られない。
それにしても、ゴジラに今にも食われそうなのに、やけにうれしそうなワタシ・・。
小学校1年生の夏休み。叔父に連れられて、柏崎市内に当時あった映画館「柏盛座」
に「ゴジラ対モスラ」を見に行った。当時は2本立てで、途中休憩があった。
もう一本は、たしか加山雄三の若大将シリーズだった・・。相手役は酒井和歌子・・
だったかな〜?!映画館に入ると、3~4時間はいたものだ。
映画館に入る前に連れていってもらった食堂のイチゴのかき氷の甘さと冷たさが、
今も五感の記憶に残る。
その時の、ゴジラも怖くて憎らしかったが、今回のゴジラも、負けず劣らず怖くて
憎らしかった。そうなんだ。ゴジラは怖くて憎々しげでなくては駄目なんだ・・・。
正義の味方になんぞ、ゴジラにはならんでほしい。シュワちゃんの「ターミネーター」も、
ぞっとするほどの悪役でないとしまらない。
ゴジラあってのモスラだし、ゴジラがいてこそのキングギドラなのだ。
その晩、より満足した表情で家路についたことは、言うまでもない。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
毎日のように訪れる公演に、ボロボロの苔むす木のベンチがある。
もはや、だれも腰かける人はいないだろう。
土の上だけではなく、木のベンチのうえまで緑色の苔でおおわれている。
それは側を通るときに、いつも認識していた。
が、今日はなんとなくゆっくり鑑賞してしまった。美しいもんだな・・と思って・・。
すると、ベンチの上に葉っぱが・・・・。どうも、置いてあるというよりは、
生えているように見えるのだ。まさか!?と思って近くによると、木板と木板の隙間から
枝が出てしっかりとした葉っぱが生えているのだ。
ちょっと上をつまんで引っ張ってみる。びくともしない。中がわまでしっかり根が食い込んで
いるようだ。あまり強く引っ張ると抜けるかもしれないので、すぐにやめた。
ベンチの上の木と木の隙間には、どんぐりがいっぱいおちていた。つまり、どんぐりから
生えて、木に根づいてしまったらしい。ナラの木なのか?よくはわからないが、こんな奇跡が
たまに起こるものなんだ・・・・。
これから、いったいどうやって育っていくものか?
私が生きている間に、木とベンチが絡み合って不思議な形状になるのだろうか・・・。
大きく成長するには、まだあと3〜40年かかりそうだから、間に合わないか・・・。
でも、時々チェックしながら、楽しみに見守っていくのも面白い。
]]>
JUGEMテーマ:芸能
2021年10月に、柏崎文化会館アルフォーレで柏崎市主催で開催された、
舞踊劇「綾子舞物語」は、若いころからあたためていた企画を、ついに形にし
舞台化したものであった。
綾子舞の伝わる鵜川地区に生まれ育ったのだが、わずか10歳までのこと。
子供の頃には、踊りや狂言の手ほどきを受けたことは一度もなかった。
主に下野部落と高原田部落のグループで別々に伝承され、私の育った宮原の子供
には、声がかからなかったものだろう。その当時は、まだ人も多かった。
私が大学に入るために東京に出たばかりの頃、綾子舞が国指定の重要無形民俗文化財
に指定された。
戦後初めて、1回目の指定で、いくつかの民俗舞踊の中の別格のような扱いで、
綾子舞は指定されたという。国立劇場で、本田安治先生肝いりで公演をしてから
出雲阿国につながる踊りと文化人たちに注目され、評判の的となっていたのだから
自然な流れだったのだろう。
その後大学時代に演劇に興味を持った私は、無謀にも芸事の道に進むことになる
のだが、なぜか、いつも綾子舞が気になり、綾子舞が舞踊団等で踊られるのを知ると
観に出かけて行ったものだ。まるで、自分のルーツを確かめるかのような気持ち・・
だったのかもしれない。
観ると、誇らしい気持ちになり、家路に着いたことを覚えている。
そのころから、綾子舞を芝居仕立てにして、座元保存会にも参加してもらっての
舞踊劇にしたらどうだろう・・との構想が芽生えだしていたのだが、
ただの妄想に過ぎなかった。ただ、いつかやることになるのでは、との予感めいた
ものがあったのも事実だった。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
だいぶ椿も散り始めてきたが、土の上に花びらが落ちても、木の下が赤く染められたように
美しい。紅色に染め上げられた日本的な風情になるのが心地よい。
年齢なのだろうか、身近な花や景色がとりわけ美しく感じられ、喜びを感じるのだ。
若いころは、たぶんそんな心の余裕は無かったように思う。いや、死に近づいているのは
確かなことだ。
一昨年の11月に大学時代の親友が突然亡くなってから、生きていることのありがたさと
感謝を噛みしめるようになった。
椿が白い雪を被るさまは、美の極み・・・。ただ、雪国で育った子供時代は良く目にした
光景のはずだが、鮮烈な記憶はない。きっと日常すぎて心にとどめられなかったのだろう。
しかし、さりげなく何度も見た光景は、年齢が増すにしたがってじわじわと浮かび上がって
くるのかもしれない。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
現在93歳でまだ元気な父と、61歳で亡くなった祖父が、私が生まれるもっと以前に
鵜川女谷の旧家の柱や梁に刻まれていた年号を見つけ、180年ほど前には建てられた
ものと推測したことがあったという。
普通の農家に、祖先の家系図など残されていようもないので、柱に刻まれた年号の
ようなものからしか推し量れないが、大雪に耐えうる家の構造のおかげで、何度か襲われ
たであろう地震などにも耐えて、何世代もの子孫に受け継がれてきた家屋であろう。
写真が残され、記憶されているのは曾祖父の代までだ。その前となると皆目見当が
つかないが、6〜7世代くらいの似た顔の人たちが同じ家で生まれては死に、暮らし続けて
きたと思うと、感慨深い・・。
また、そういった雪に閉ざされた地域だけに、「綾子舞」が江戸時代初期に
伝えられた形のまま、四百数十年間保たれた奇跡が生まれたのだろうが・・・。
京都からやってきて「綾子舞」を伝えた座元がそのあたりに住み着いたことは、
「女谷」という地名からも明らかで、まさにその中心地に位置する我が旧家は、
なんらかの形で綾子舞にかかわってきたことも想像しやすい。
飛躍した推論だが、その京から「綾子舞」を伝えた座元の末裔であるかもしれない・・・。
4年ほど前に「綾子舞物語」を描くにあたり、鵜川の地域と綾子舞を探っていくうちに
自然と想像された景色でもある。
綾子舞がなぜ戦後、国指定重要無形民俗文化財の第一回に指定されたのか。
それは、出雲阿国の幼少期に天皇の御前で踊った踊りと、歌詞も風俗も踊り様も酷似して
いたからなのだ。
当時の民俗芸能研究の第一人者、本田安治先生が、早稲田大学に寄贈されていたある冊子を
読んで「綾子舞」に興味を持ち、自ら鵜川に足を運んで踊りをみて「奇跡のようだ」と驚嘆したという。
「歌舞伎の原型ともいえる踊りが、ここにあったのだ」
以来、国立劇場で綾子舞の単独上演が行われたりする中で「歌舞伎の祖であるお国の踊りが
優雅さをたたえて、新潟の山間の村に長く伝えられていた」との情報が、文化人の間を駆け巡った。
そして、多くの舞踊団が「綾子舞」を我先にと踊るようになった。
だが、当時の座元にとって、勝手に形を変えて踊られることは良しとはせず、いつか、外部には
躍らせないという、かたくなな姿勢に変わっていった。
だから、綾子舞が一世を風靡したのは、わずかな期間。いつのまにか、再び綾子舞は外部の舞踊団
では取り上げにくい踊りになり、影が薄くなっていった。
その綾子舞が、再び日の目を見るためにはどうしたら良いか。
そうしてつくり上げたのが、「舞踊劇・綾子舞物語」だったのだ。
では、なぜそのようなことをしようと思ったのだろう・・・。いずれ近いうちにある程度のことは
記しておこうと思う。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
たぶんこれは椿だと思う。山茶花と椿の区別がどうもいまいちはっきりしない
自信の無さ・・・。
もし、椿でなかったらごめんなさい。(笑)
毎日のようにウオーキングで行く王禅寺の公園は、この時期には残された緑の木々の葉っぱ
以外に、ほとんど明るい色がないのだが、唯一この椿だけは、こんな寒い時期にかか
わらず、鮮やかな赤色で我々の目を楽しませてくれる。
椿は、私の新潟の山間にあった生家の庭に、たくさん咲いていたので大好きな花だ。
子供心に刻み込まれたのだろう。やはり赤色は、インパクトの強い色なのだ。
近くには、竹藪もあり、筍がむくむくと土から突き出てくる様も忘れられない。
じつは、その生家は今も残っている。
周りの家々は、ほとんど残されていないのだが、なぜかその家だけは現存しているのだ。
私が10歳の時、55年前に、親が柏崎市内に移ろうとSさんに売却し、その後改築をしながら
居住してくださっていたようだ。当時は茅葺屋根だったが、いつかモダンな赤い屋根に変わっていた。
残念ながら、数年前にSさんはお亡くなりになり、ポツンと一軒放置された状態で、いまだ
残されている。
高齢の父から聞いた話を重ね合わせると、どうやら江戸時代の半ばにつくられた家屋らしい。
今や250年以上の年月が経っているようだ。
江戸時代の後半、柏崎の山間の鵜川地区は、幕府の直轄地天領に指定されていたというが、
その当時に、建てられたものだろう。柱や梁がしっかりしているので、長く保っていられる。
その地域は女谷と呼ばれる地域で、鵜川地区の中心的なところに位置する。今、鵜川地区は過疎化
が進み、全体でも数百人しか住んでいないが、当時は交通の要衝として栄え、人々も多かったという。
その地に四百数十年前に京都から、現在、国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」が伝えられ、座元が
長く住み着いたところが、女谷という説もある。
そのように考えると、その家に代々住んでいた私の先祖は、綾子舞に深くかかわっていたことも
容易に想像できる・・・。どうやら昔から私には妄想癖があるようだ。だが、その妄想を、二年前に
「舞踊劇・綾子舞物語」として脚本にまとめ、実際に保存会の人たちにも出演してもらい、
地元柏崎で上演したのだ。
若いころから気になっていたことを研究し、物語として表したことは意味のあることと感じている。
上演にあたっては、ずいぶんと批判もされ、変人と揶揄されたことも知っている。
しかし、芸術家の直感をばかにしてはいけない。その先に、真実がある場合もあるのだ。
今後、「舞踊劇・綾子舞物語」が価値あるものとなっていくことを私は信じている。
脚本と映像は残されているのだから、それが「綾子舞」をいずれ救うことになるだろう。
こんなことを言うから、変人と言われるのだが・・・笑
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
元旦だからと言って、天災は容赦しないのか・・。
「あけましておめでとう」と、帰省で家族そろって笑顔で挨拶を交わした同じ日に、
巨大な能登半島地震は起こった・・・。
一瞬にして、幸せが奪われ壊れてしまった。能登のいくつかの市や町は壊滅的な状態だという。
そして翌日2日に、羽田空港での飛行機衝突事故。新潟空港に物販を運ぼうとした飛行機と
新千歳空港から到着直後のジャンボ機との衝突。これも、地震によってイレギュラーな導線が
生じたことにより、何か人心の乱れがあったのか・・・・。実に痛ましい事故だ。
隣の韓国でも、最大野党の党首が首を切り付けられ、負傷・・。
いったい、どうなっているのだろうか。
ウクライナでの戦争はやまず、ガザでの民間人の死傷者は連日後を絶たない。
日本は島国だから安全だとの思い込みは、巨大な地震によってかき消された。
日本は、ずっとずっと昔から、巨大地震の国なのだ。
江戸時代、歌人・書家として有名な越後の良寛さんが記した文書にも、こんな記載が
あるという。
「地震によって村のほとんどの人たちが死んでしまった。わずか三割程度の人しか残らなかった。
私は生きながらえてしまったが、私のようなものが生きていて良いものだろうか」
東日本大震災の時もそうだったが、地震の翌日になって、その被害の甚大さがわかると、
愕然とする。
とりわけ、石川、富山、新潟の方々に、なんと申し上げて良いかわからない。少なくとも
一人でも多くの方の命が助かり、一日でも早く、健康で元の安穏な生活が戻ることをお祈り
申し上げたい。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
日本のどこにでもある薄。
近所にもいたるところに群生し、風にゆったりと、たなびいている姿が好きだ。
強風がきたら、今にも白い綿帽子が飛んでいってしまいそうだ。
箱根でも、薄が延々と道路沿いに続く野原が記憶に残っている。
その景色が、美しく忘れられない。
薄が原と呼んでおこうか。
ともあれ、今年も暮れようとしている。
今、民放テレビ局はどこも疲弊し、ナレーターとしての仕事は激減。その上新たな
動きが乏しい。それでも、夏以降、やりがいのある朗読のレギュラーが決まった
ことは、大変うれしい出来事だった。
これまで何本も大きな番組のナレーターを務めていたので、私の単価は高い。
しかし景気の悪い時は、それがあだになる。
そんな中でついたレギュラーなのだから、テレビでなくても十分価値がある。
これまで、最もやりたかった仕事の一つ。これまで妥協せず精進してきた成果と
いえるかもしれない。
また今年は、朗読劇公演の年だったといえるかもしれない。
人前で表現することができない期間が、なんと3〜4年続いた。
朗読ワークショップや大学の授業までが、対面でできず、オンラインでやることに
なるとは、いったい誰が想像しただろう。それに対応できなければ、もはやなにも
できず、収入さえ途絶えてしまうことになったかもしれないのだ。
この3〜4年の間に人の価値観も変わり、再び自由さえも脅かされる時代に突入して
しまった。今の世界に、そして日本に、希望を見出すことはきわめて困難だ。
だが、ウクライナやガザのことを思えば、家族がいて、平和に生きていることを幸運
ととらえるべきだろう。
生きていることに感謝をしながら、残された人生をどのように使うか・・・。
家族や親族のことは、当然大切だが、人のために自分は何ができるのか。
ありがたいことに、大勢の人たちと出会い、影響を与えざるを得ない立場になってきた
のも、どうやら確かなことで、その中で格闘模索していくことが今後の課題となるだろう。
そして、それは希望につながっていくのかもしれない。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
下田港の魚市場食堂で、絶品の海鮮丼に舌鼓を打って、今度は川奈へ。
有名な川奈ゴルフ場にも隣接した海沿いに、ステンドグラス美術館があるという。
とりわけ、慈愛に満ちたマリア像の表情と背後に光るステンドグラスに
心を奪われた。
美術館の中では、パイプオルガンの生演奏と、大きなオルゴールの鑑賞ホールも・・。
いずれも、百数十年前につくられたものながら、音色が素晴らしい。
オルゴールの演奏で、チャイコフスキーくるみ割り人形の「花のワルツ」がかけられた。
好きな曲は数あれど、この曲は特別だ。なぜか、いつも脳みそが溶けそうな安らぎを覚える・・。
Kさん、ありがとう。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
伊豆の城ヶ崎海岸に引っ越した、悠々自適な友人宅に夏に続いて伺った。
今回は一泊。伺った20日水曜日は東京に比べ随分と暖かだったが、翌日は
快晴だが冷たい風が吹いていた。
ちょうど、下田の爪木崎では、水仙まつりが始まったばかりというので、1時間ほどかけて
友人の車で出かけることにした。
写真のように、まだまだ水仙の花は咲いておらず、美しい海や灯台だけの鑑賞となったが、
それだけでもたいそう癒された。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
新百合丘は丘陵地帯。坂道が多い。
宮崎駿のアニメの田舎の風景を想像するといい。
トトロの田舎に住宅地が出来上がったかんじだろうか。
小高い丘や山がいたるところにあり、一山全部公園になっているところも多い。
緑と適度な坂が多いおかげか、川崎市麻生区は沖縄を除く最長寿地域なのだそうだ。
それにしてもこの冬の青空は、雪国出身の人間としては、奇跡かと思うほどにうれしい。
徳川家康は、江戸をすべての中心に置いて統治したが、250年の安泰をもたらしたのも、
地の利によるところが大きかっただろう。
新百合丘は、川崎市だが、ほぼ西東京の地域となるところ。
おそらく40年ほど前から、住宅地として開発されたらしい。
昭和音大や日本映画大学もあり、若者も多く出入りするので、駅前は活気がみなぎる。
少し外に出れば、坂と緑の多い住宅地だ。
夏の深夜に、ホーホーッと声が聴こえる。それがフクロウだと気づき、びっくり。
しかし、それだけ田舎の長閑なところに来たんだなあと、ちょっぴりうれしくもあった。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
先日、池袋東京芸術劇場での、第九のコンサートを聴きにいき、素晴らしいオーケストラの
音色と合唱に酔った・・。
平和でなければ聴くことのできないコンサート。ウクライナやパレスチナ
では、今こんな状況は不可能であることを思い、涙する・・・・。平和とは本当に素晴らしい。
芸術劇場の前の広場が、いつの間にか野外劇場のようなつくりになっていて驚く。
豊島区やるな〜!
最近、仕事で夜の青山に行くことが多く、美しい木々に彩られたイルミネーションが
美しい。
もうすぐ、よ動き出した令和5年も暮れようとしている。
世界中に戦争が無くなり、平和で豊かになっていきますように、願わずにはいられない。
憎しみと暴力はいやだ・・・。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
一応コロナがあけて今年から、社会が動きだした。
年齢を重ねる中で、知恵は増したが体力は減じた。
あまり無理はできないが、様々な場面を任されるようになったのも事実。
うまく体をコントロールしながら、クリアしていかなくてはならない。
もう1か月以上になるが、高知の朗読コンクールは、本当に楽しく充実した2日間だった。
もともと、高知というところが好きなのだが、とても良いイベントに参加させていただき
感謝している。
小中学生代表のみなさんの朗読終了後、審査委員の審査の間1時間、講演と朗読を行い
その後結果発表。私が選ぶ特別審査委員賞(金賞の次の順位だそう)を、一人選ぶ。
金賞と重なった場合の担保として二人選んでおく必要があった。
終了後、すぐに決まった。1位は5年生のAちゃん。2位はやはり5年生のMちゃん。
私には、この二人の読みが、なんとも素直で一番心地良かった。結果、金賞とは重ならなかった
ので、Aちゃんが表彰され、豪華な盾を手にした。
ちょっと気になったのは、Mちゃん。やはりとても良い朗読で印象に強く残ったが、
表彰には至らなかった。なんらかの形で、十分素晴らしい朗読だったことを伝えたかったが、
ちょっぴり残念だった。
私が選んだAちゃんは、どうやら学校ではどちらかというと内気な、あまり目立つ子では
なかったらしい。学校で選んだ側の先生が大層驚いていらっしゃった。
しかし、私にはわかるのだ。彼女は間違いなく表現の大きな素質を持っている人だと・・・。
ありのままに、つくらず読む(表現する)。最も聴く人の心をとらえるのは、
そのことに尽きる。
しかし、目の前にずらりと豪華な盾が並んだら、どうしたって、欲しくなる。
本人よりもむしろ周りの大人たちの目がくらむ・・。
構えたらもうダメなのだ。つくったらもはや、人の心を動かすことはできないのだ。
かくいう、高知文学館夏からの大イベントは、長い時間をかけて企画され、予選から
きちんと手間をかけて行われた。そして26年という年月をかけて熟成されている。
その熱量は決して小さくはない。その毎年継続されている企画によって、
子供たちの表現力や読解力のアップにつながり、たとえ日ごろ目立たない子供であっても
光があたる大きなチャンスにもなるのだ。
Aちゃん、Mちゃんたちの、今後のご成長を心より楽しみにしている。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
昨年までは、コロナ禍もあり、社会も個人も動かなかった。
どんなに頑張っても、うまくパズルが組み立てられない。途中、音をたてて崩れていくことが
何度もあった。
ダメなときは、何もやってもうまい流れに乗れないものだ。さすがにきつかったが、
おそらく、社会全体の流れでもあっただろう。
今年に入り、3年半ぶりに都内の自主公演ができるようになった。
それは、大きい変化だった。これまで、動かなかった・・というより動けなかったところが
一斉に動き始めたのだから・・・。
上半期の中心は、第14回物語シアター公演「道・セロ弾きのゴーシュ」。久々の公演ということも
あり、出演者もスタッフもかけるエネルギーがすごかった。内容はともかく、興行的には充分成功
した公演となった。
後半の中心は、柏崎小150周年記念公演「柏小物語シアター」だっただろう。
これは、成功請負人という気持ちで受けた仕事で、自主公演とはまるで違う制約の中で
やりきらなくてはならなかった。
完全に任されているという学校側の信頼は、時に「無責任な放置」あるいは、記念公演という
形を設ければ安心・・。というような、情熱の欠如が見え隠れしてしまうところが一番きつかった。
柏崎らしい若干冷めたありようは、そうそう変わるものではない。熱い阿呆は、煙たがられる・・。
地元の朗読グループ「たろうの会」のメンバーの献身があってこそ成り立ったが、
案外、「綾子舞物語」や自主公演の時のような喜びは乏しかった。
ともあれ、全力でつくり上げたことは確かだった。どうやら、師匠たちの訓練は徹底していて
安易な妥協ができない体質になってしまっている。いや、それ以上に、成功してあたりまえの
公演だった。
「面白いものをつくる。」
結果的に、評判は上々だったようだ。学校のこどもたちは、学校ロビー?に置いてある虎の剥製
を、公演以来、何度も見に来るそうだ。虎の運命の物語を想像しているのだろう・・。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
11月23日の「柏小物語シアター」の稽古がかなり早い時間に終了できたので、
思い切って、念願だった飯塚邸に足を運んだ。
前々日より、この時期では珍しい晴天が続いていたこともあり、足も軽やかだった。
戦後、まもなく、昭和天皇が二日間滞在された由緒ある立派な邸宅。所謂昔の大庄屋である。
近くの山中を散策されたおり、籠にキノコを摘んだ二人の若い娘さんに、「それは
なんですか?」と質問されている時の写真が飾られていた。
坂道なので、天皇が下から問いかけられている写真が新聞に掲載されると、物議を醸した
という。つまり、神だった天皇がそれまで、人より下に写真に写ることはなかったのだ。
女性二人は、蓑を着た背中越しで顔は映ってはいないが、当然有名になった
ことだろう。その後、少し居心地が悪い思いをしたことは想像に難くないが・・・。
じつは、飯塚邸は現在、柏崎市に寄贈され、柏崎博物館が管理しているという。
その現在の当主である飯塚さんが、柏崎談笑会に参加されているので、以前から
興味を持っていたのだが、ようやっと足を運ぶことができた。
飯塚さんからも、「あの空間を使って、何かをやってくれないでしょうか」という
メッセージをいただいていたので、なおのこと見てみたいと思っていたのだ・・。
木造の広い家屋は、古いとは言え、誠にぜいたくな空間だった。飯塚さんの祖父母が
当時お住まいだったという。使用人が大勢いるので、寂しくはないだろうが、家屋も
庭園も、なんとも美しく贅を尽くしている。石畳の石にいたるまで、今では手に入らない
代物もあるという。悲しいかな倉庫には、屏風や置物などのお宝が数多く日の目を見ないで
眠っているというのだ。
この美しい庭園をバックに朗読や綾子舞を披露したら、良くはないだろうか・・・。
縁側の手前には、広い畳の座敷が続く。いったい何十畳あるのだろうか・・・。
飯塚邸は、11月末までしか見学ができないので、23日はギリギリだったが、間に合った。
雪国は、冬の間は雪ですべてが閉ざされてしまうのである。
]]>
JUGEMテーマ:学問・学校
11月25日土曜日。
新潟県柏崎小学校創立150周年記念セレモニーと公演が、柏崎市文化会館アルフォーレ
で開催された。
セレモニーは市長はじめ来賓あいさつや、タイムカプセルの開封など、力の入った演出
だった。
後半は、1年前に校長と担当者から依頼のあった、学校の歴史をふまえた朗読劇「柏小
物語シアター」の上演だ。
学校の宿命でもあるが、1年前に発案し企画をした当のO先生が、年度替わりで他校に転勤に
なってしまった。エネルギーの源を学校は失ったようなものである。代わりに転勤されて
入られた音楽専科のN先生が、急遽担当されることになった。ご本人にとっては、晴天の霹靂
だったと想像される。6月に連絡をし、いよいよスタートとなっても、いったい何をどうしたら
よいか、暗中模索状態だったと思われる。何もかも、N先生にやることが集中してしまって
いることに、かなり危惧を抱いた・・。
おそらく、学校は、依頼したらもうすべてお任せのような気持ちでいたのかもしれない。
しかし、そうはいかないものである。一緒につくっていかないと、とんでもないものが
出来上がってしまう恐れもあるのだから・・・。
一つ一つ、問題提起をして、何が必要なのかを、学校に伝える作業から始めなければならない。
しかし、窓口のN先生は淡々とこなしていかれたのには、頭が下がる思いだった。
かなりのストレスだったはずである。
結果的に、様々難題はあったにしろ、校長も教頭も実行委員の方々も、最後は一丸となって
良いものをたくさんの皆さんに観ていただこうという気持ちでつながった。
そこさえつながれば、未知なる関係性のものであっても、しっかりと協力し、良いものができるのだ。
そして、私と永宝千晶を除いたら、皆素人の出演者たちである。想像以上の困難さはあったが、
皆さん、よくやってくださったのは確かだ。これまでの常識とは異なることを要求され、
混乱もし腹も立っただろうが我慢して良くやってくれた・・。
しかし、成功というビジョンが見えているのは私だけなのも確か・・。
舞台芸術を成功させるためには、安易な妥協はできない。
プロとアマチュアの混成が、こんなにも難しいものかと感じたことも、また事実。
とはいえ、日ごろから信頼関係のある「太郎の会」だからこそ、なし得た
こともまた事実である。
結果、ファンタジー創作劇「柏小物語シアター」は、見る側もヒロイン二人と一緒に
タイムスリップをしながら物語に入りこみ、楽しんでいただけたようである。
来てくださった方々の予想を裏切る展開に持っていけたのだろうか。
途中、様々あっても、お客様がたくさん入り喜んでいただければ、全ての苦労は
解消される。それが、舞台公演というもの。
だからこそ、全力で立ち向かい、妥協してはいけないのだ。
関係者の方々に、深く感謝申し上げます。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
明日から、いよいよ新潟県柏崎市で、怒涛の一週間が始まる。
火曜日に、荒浜小学校と大洲小学校での、文化庁朗読公演。
1日おいて木曜日からは、朗読劇「柏小物語シアター」の最終稽古とリハーサル。
そして土曜日、午前10時40分からの本番。場所は、2年前に「綾子舞物語」を上演した
同じアルフォーレ大劇場。
当然慣れない学校の先生方と、地元のアマチュアの方々と手に手をとって・・と言いたい
ところだが、なかなか、かんたんなものではなかった。いまだに、子供たちの合唱には
一度も立ち会えていない。リハーサルでの30分のみが、与えられた時間だ・・。
さすがに、ここだけは無理も言えず、その1回のリハーサルに託すのみ・・。
様々あったとはいえ、ようやくここまでたどり着けた。あと一息だ・・・。
どうやら、柏崎はたいそう寒いらしい。先週あたり、まだ私が柏崎に滞在していた時
から、急に冷え込んだが、完全に天気は冬型に移行したようだ。
それにしても、今日の東京神奈川は、じつに暖かかった。
今日は最後の調整も兼ねて、久しぶりに家でのんびりすることができた。
このブログも明日からしばらくは書けない。
体の調整も兼ねて、これも久々にウオーキングに、暖かな日差しを浴びながら出かけた。
最近は家に帰ると、余裕なく作業に追われるか、疲れてダウンしているか、
運動らしきことは、なかなかできない状態だった。いつも時間に追われていた。
しかし、今日一日は癒しの時間を持てたことがうれしい。
ウオーキングの帰り、高台の元中学校のグラウンドで、地元の少年野球の練習をやっていた。
そうか、今日は日曜日・・。ついつい、声に反応してグラウンドへ。
小さい大谷翔平たちが、一生懸命楽しそうに試合形式の練習を行っていた。
ついつい、見とれて長いをしてしまった。面白いのだ・・。
特筆すべきは、女の子が多いこと。私が子供の頃は当然男だけだった。
その何人かいる女の子が、決して体の大きさでも、技術でも、男の子に
引けをとっていないのだ。ゴロもよくさばくし、キャッチもしっかりできる。
充分、戦力になっていた。ともすると、まだ、体の小さな男の子よりも
技術がしっかりしている。
ついつい、時間のたつのも忘れ、見入ってしまった。
いかん、いかん。これ以上みていると、かいた汗が冷たくなってしまう。
もっと、見ていたかったが、そのへんで失礼することにした。
なんだか、癒された・・。小学生の頃、学校でやっていた野球を思い出した。
上手だったなどとは言えたものではないが、フライをとったときの感触。
たまに大きないい当たりをしてベースをかけているときの記憶がよみがえり、
なんとも、ほほえましい気持ちで岐路に着いた。
ありがとう。野球少年少女たち。そして、指導している大人の方々。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
来週月曜に、再び柏崎に行って、21日に文化庁の朗読公演を2校行う。
荒浜小学校と大洲小学校。
今年度、最後の文化庁の学校朗読公演だ。
中でも大洲小学校は、私も縁のある学校で、やはり150周年だという。
明治時代に大洲小に入学した偉人、五十嵐與助の伝記を特別に20分にまとめて朗読する。
私の子供の頃は、大洲小は市内の中心校のひとつで、異彩を放っていた学校だった。
五十嵐與助(いがらしよすけ)という大人物を生んだ土壌であることは、想像できる。
東京の湾岸に巨大な倉庫を有する五十嵐冷蔵株式会社の創立者でもある。
與助翁がいなければ、当時日本で遠洋漁業は生まれなかった。そういう日本漁業の先駆者だ。
小学校に図書館の寄贈をはじめ、柏崎市に対しても多額の寄付をしている大立者だ。
伝記の本を送っていただき、顔写真をみて、子供の頃の記憶がよみがえった。
写真を見た覚えがある。どこで見たのかはわからないが、確かにみていた記憶がある。
柏崎の、公共の展示場にきっと展示されている人物なのだろう。あるいは、学校内だった
のかもしれない。インパクトのある慈愛に満ちた風貌・・・。
素直で意志が強く、我慢強い性格は、新潟の風土によって培われたに違いない。
当初、大洲小学校は、文化庁に公演申請したにもかかわらず、はずされてしまっていた。
他の多くの学校もその憂き目にあった。単にそれは、選ばれる選ばれないのレベルではなく、
一点、文化庁の予算が無くなったことによる落選だった。これまでは、ほとんど
落選することはなかったので、こちらも驚いたが、当の学校側には大変気の毒なことだった。
しかし、この大洲小学校は、五十嵐與助翁の見えな力が働いたのか、唯一、夏になって
文化庁から、再採用の通知が来たという奇跡の展開があった。
じつは、申請時から「五十嵐與助翁の一生」の朗読は頼まれていたので、落選後、
学校と相談して、「ボランティアで私一人で行って朗読会を行うのでも良ければ・・」
と提案したところ、是非に!ということで、やることは決まっていたのだが、再採用に
なったことで、音響も入り、他の出演者も3人いる、フルメンバーで、良い環境の中
公演ができることになったのだ。もちろん、文化庁がすべて費用は負担するのだから、
学校にとって、これ以上の条件はない。
だから、いずれにしろ、ここだけは朗読公演をしに、行くことになっていたのだ。
五十嵐與助翁の、見えない力が働いたのかもしれない・・・・。
]]>
JUGEMテーマ:学問・学校
先々週、高知で、土日に朗読コンクールの審査委員として、あわただしくも充実した日々を
過ごしてきたばかりで、ゆっくりと振り返りたいところだったが、先週は、柏崎に行って
文化庁派遣の朗読公演を4人で鏡が沖中学で。
そのまま、わたしは居残り、「柏小物語シアター」の稽古に参加した。
稽古の日は二日とも、恐ろしい冷え込みで、体がついていけない状態だが、
そうも言ってはいられない。主役を中心に、しっかり稽古ができるのは、あと三日間だけなのだ。
プロで主演の永宝千晶が加わると、さすがに全く空気が変わる。
だが、他のアマチュアの人たちが躍動し、良い表現をしてくれないと、やはり良い舞台にならない。
とりわけ、永宝とのからみが多い主要な役は、どうしても力の差が歴然となり、自然、
ダメ出しも多くなる。
私の初舞台の頃を思い出す。プロのベテランとの共演だと、土俵の上に立つ関取と幕下付け出し
のような格の差を感じたものだ。その上、アマチュアで長くやっていると、できる方だと錯覚してしまう。
ところが、プロとアマチュアというのは、簡単には言えないおそろしく大きな隔たりがあるのだ。
そんな中ではあるが、特に私がダメを出す主要な役の二人。いじめているわけではないが、自然
集中してしまう。それは、それだけ大切な役目を担っているということなのだ。
簡単ではない・・・。そのかわり、舞台が成功したあとの達成感は格別だ・・。
時にはアマチュアだけの公演では、決して口にしないことも言う。
それでも、甘いほうだと思う。やはり、プロは二人だけなのだ。
今回の舞台を経験した人たちには、是非とも飛躍してもらいたいと願っている。
そういう可能性のある方々を選んで出てもらっているのだから・・・。
おそらく、一般の方々が朗読と呼ぶジャンルにとどまらない、総合的な表現力を
身につけていただけたら、何よりうれしい。
25日の本番まで、あと10日。
]]>
JUGEMテーマ:学問・学校
いよいよ、11月5日、高知城ホールで、高知県小中学生の朗読コンクール本選が行われる。
朗読コンクールが始まってから、26回目だという。長い伝統を誇るコンクールだ。
こんなにも以前から県をあげて朗読を奨励しているところは、あまりないのではないか。
さすがは、文豪・文人を多く輩出している進取の気性の国である。
朗読が、演劇と同等の市民権を得てきたのは、最近15年くらいだ。
私が東京で、演劇と声優とを経験し、朗読を初めてしたのが、20年ちょと前。
それから、朗読に魅力を感じ、朗読劇「物語シアター」を立ち上げたのだ。
朗読だけでなく、朗読劇として、より芝居の表現に近づいていったことも、朗読を
よりメジャーに押し上げる一因だったかもしれない。
それよりずっと前から、高知の朗読コンクールは行われていたのだ。
以前も記載したが、ずいぶんとアバウトな書き方だったので、正確な情報を伝えておかねば
ならないと考え、直前ではあるが、再び触れることにした。
高知の全県から、選ばれた小学生16名と中学生7名が参加する誉の大会である。
本選に来て朗読するだけで、もはや優れた選ばれし子供たちだといっていいだろう。
今回、私は特別審査委員として呼ばれている。どうやら、朗読もし、スピーチも
行うことになっているようだ。金賞・銀賞などの他に、堀井真吾賞なるものもあって
選ばなくてはいけないという。
以前、書いたときに、わかっていない私は、「審査委員長」などと記載していたが、それは
誤りである。でたらめを書こうと思ったわけではないが、ただよくわかっていなかったのである。
正確には、特別審査委員。しっかり審査をされるのは、予選から担当されている、県下の
ベテランの審査委員の方々なのである。
ともあれ、そんなことはどうでも良いが、選ばれた子供たちが、どんな表現をしてくれるのか・・。
それを聞くのが楽しみである。
ほとんどが、女の子なのは、仕方がないか・・。女性の方が朗読への関心は高く、実際私が
行っている朗読ワークショップにも、女性の参加が圧倒的なのである。
もし子供の頃、私の故郷にもこんなコンクールがあったら、たぶん参加したかっただろうな・・。
選ばれたかどうかは、まったくわからないが、興味は示したことだろう。
高知がうらやましい・・。(笑)
]]>
JUGEMテーマ:学問・学校
10月27日金曜日に、新潟県上越市 国立上越教育大学付属中学校で、
文化庁芸術家派遣制度による朗読公演を行った。
出演者4名とプロの音響が入っての公演は、学校側にとって、なかなか贅沢な
朗読劇公演といえるだろう。
昨年9月に、国語科の教諭 草間啓先生の熱意で実現した朗読の授業。
全国的にも、日本の義務教育では見られない表現力を養う授業である。三年生を対象に
小川未明の「野ばら」のグループ朗読を聴き、サジェスチョンしてほしいというものだった。
終了後は、私が「野ばら」と「二度と通らない旅人」の朗読を披露。
生徒にとっても先生にとっても、刺激的な体験だったようだ。
草間先生に、文化庁の派遣制度の申請を進めると、すぐに実行。見事申請は通り
1年越しの約束を果たすことができた。残念ながら、当の先生は当日出張と被ってしまい
公演を観ることができなかったが、彼の熱意は、「物語シアター」を通して生徒や他の
先生方にしっかりと伝わったと思う。
優秀な生徒たちのこと、表現の面白さと奥深さを感じてもらえたと信じている。
他校と異なることは、前もって全校クラスの国語の授業で、朗読劇で披露する予定の
「杜子春」を学習し、文字で表現された物語と、声や体で表現する物語との
差異を感じてもらうテーマを与えていたこと・・・。
だから、生徒たちは受け身の公演ではない、積極的な公演への参加ができ、感じるものも
大きかったに違いない。今か今かと本番を待ちわびていたという。
最も、一番待ちわびていたのは、仕掛け人の草間先生本人だったかもしれない・・。
当日、披露した作品は、芥川龍之介の「杜子春」と、太宰治の「走れメロス」だった。
こういう気概の先生が増えれば、子供たちの表現力は間違いなく進化するのだが・・・・。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
先日、10月18日に開催された第788回柏崎談笑会は、前回に引き続き芸術シリーズ
第2弾となった。
日本画家の池田美弥子さんとご相談し、前もって私が短編を朗読したものを聴いてもらい、
そのイメージを絵に描いてもらうという趣向。自分で言うのはなんだが、
けっこうおもしろい、ある意味贅沢な企画だと思う。
池田さんは、喜んで引き受けてくださり、私が電話口で、杉みき子氏の「遠い山脈」
(7分30秒ほど)を朗読。それをスマホにも録音され、聴きながら、
まるでパノラマのような大和絵にして描いてくださった。それが下の絵だ・・。感謝、感激!
当日は、私が28名の参加者の前で朗読し、そのあと、ご持参いただいた絵を、開いて披露。
「お〜、」というため息がもれた。想像していたものよりも大きい構図で、屏風のように
開いてテーブルに置くのがふさわしかった。西洋絵画とは異なる構図で、大和絵として
描いたという。なにやら、故郷新潟を思わせる風景であると思ったのは、私ばかりではない
だろう。そういえば、杉みき子さんは、新潟の上越市のお生まれで、今も健在である。
作品は、新聞配達の少年と老人が登場する。老人はある地点からしか見えない絶景を、少年に
こっそりと教え、「この美しい宝のような風景を君に教えてやりたかった」と伝えるのだ。
ある方は、子供の時、新聞配達をしていたことを思い出しながら、朗読を聴きながら涙が
こぼれたという。
私の読んだ物語で、聴く人の数だけ十人十色のイメージが生まれる。池田さんのイメージ
はこの絵で、周りの風景や山の形はこのような広がりを持った空間なのだろう。それにしても
見事だ。そして、私の気持ちに応えてくださったことが、何よりありがたく感謝の気持ちで
いっぱいである。
ちなみに、彼女が描いた絵のカレンダーは、皆さんにも好評で、大勢の方々が予約をされていた。
我が家に届くのが、楽しみである。
]]>
JUGEMテーマ:芸能
昨日、フジテレビアナウンサーOBOG陣が中心に結成された「ことばの實」
第2回公演を、内幸町ホールに観に行った。
5月公演で、阿部知代さんに出ていただき成功を収めてから、4か月余り・・。
このグループの公演は、コロナ前から合わせても、ずいぶんと観に伺っている。
以前の下北沢の小劇場に比べると、格段に環境が良いホールだ。
来年の9月に、物語シアターの公演が決まっているので、環境を確認しながら
観劇した。
見事にスターがそろった舞台だった。
しかし、その割にはお客さんに対するサービス精神が若干欠けているように
思えたのは、私だけではないだろう。
コロナ前とは、様式が随分と変わり、変化しよう変化しようとしているのは
理解できる。
作家さんの書き下ろしのようなので、じつにぜいたくな公演であるのだが、
その贅沢さが無駄になっているように思えてならない。
結果、以前のシンプルにいくつかの演目を朗読していた方が、まだ面白かった。
不思議なものだ・・・。
一点、公演における最も大切なものがないことが、最大の要因なのかもしれない。
それは、演出が不在なこと・・・。
そして、いったい誰が中心者なのかわからない。いったい、どのように物事が
決定しているのか、謎だ・・。合議なのか、優れた女子力のなせる技なのだろうか。
それにしても、ずっとその形態でやられているのは、変えることが
できない何かがあるのだろうと思う。
不思議なほど見事に出演者全員が公平に役割を分担され、セリフも等分に多い。
皆さん、華やかだし言葉も声も明瞭だ。魅力にあふれた出演者たちである。
それは間違いない。
しかし、結果、経過とともに客席は深く沈滞していくのだ。感動や喜びがないのだ。
いや、それでもいいのかもしれない。なぜなら、お目当ての好きなアナウンサーが
目の前にいるのだから・・・。
そして、公演する目的も人それぞれなのだから、私がとやかく言うことではないだろう。
阿部知代さんや、吉崎典子さんとのご縁があるから、あえて言葉に出してしまうのだ。
関心が無ければ、もちろんこんな余計なことは言わない。
たぶん、本当のことを言う人がいないのだろうな・・と思いながら劇場をあとにした。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
先月8月23日に開催された柏崎談笑会例会は、アコーディオン奏者の
伊藤ちか子さんをお招きして、アコーディオンの音色を楽しみながらの
優雅なひと時を過ごした。
後半、最近参加されるようになったメゾソプラノ歌手の窪瑤子さんに
飛び入り参加してもらい、窪さん中心に「翼をください」を全員で合唱。
もちろん、伊藤さんの伴奏にのって歌うのである。窪さんの歌声に深みがあり、
とても、宴会で聴けるようなレベルではないと歌い始めから感じたものだ。
そして、サビの部分で全員加わっての合唱。
その歌声、音色の美しさ・・。思いもよらぬ一体感に、全員酔いしれた・・。
「翼をください」は歌うことにしていたが、即興的にまさかここまでの芸術性の
高い合唱になろうとは、想像していなかった。
なかなか、このような喜びにひたれるものではない。
私がこれまで経験したイベントの中でも、トップクラスにはいる体験だった・・・。
伊藤さんと窪さんの高い芸術性と献身のおかげで、これだけ楽しい瞬間を創造
できたことは確かである。
参加されていた方々は、私も含め、大変良い思い出を胸に刻むことができた。
そして、来月10月18日の例会には、柏崎出身の画家 水野竜生さんと私(堀井真吾)
とのコラボレーションが実現する。
新潟出身の児童文学作家、杉みき子氏の10分ほどのある短編を、声優の堀井が朗読。
その声を聴きながら、水野画伯がその場で即興的に絵にするという企画・・。
どのような種類の絵なのかは、ここでは語れない。
物語の内容は伝えてあるが、実際声に出して朗読するのはその時が初めてという即興性重視の企画。
水野氏は、即興も得意とされる方なのだ。
日本画から出発され、今や様々な分野で活躍される水野竜生氏が、談笑会メンバーということで
快諾してくださった企画。そうでなければ、簡単に実現できるものではない。
なんと、ぜいたくな時間と空間になるだろうと、今からわくわくする気持ちを抑えきれない。
最近、柏崎談笑会のテイストが変わりつつあるように感じている。
これはたぶん、良いことだと思う。
皆さん、お楽しみに!
]]>JUGEMテーマ:学問・学校
文化庁主催ではない学校朗読公演を、久々に行った。
最近は少子化で、学校一校のイベントにかける予算が極端に少なくなって
しまった。朗読劇は、基本、音響機材をしっかり装備しての公演となるため
演劇よりは安価になるが、それでもそれなりの金額になってしまう。
今回の、戸ヶ崎小学校は、埼玉の近場で交通費がほとんどかからないのは
学校側にとっても大きなメリットだ。地方に比べると、比較的安価に様々な
芸術グループを呼ぶことができるのだ。地方だとなかなかそうはいかない。
その上、頼みの文化庁も、予算が極端に削られ、地方にもなかなかうかがえない
現状がある。
それでも、まだ230名という人数の児童たちがいるおかげで、何とかなるのだろう。
以前は、400人、500人という小学校や中学校に何度も伺ったが、今は、その規模は
ほとんど見当たらない。
私本人と学校が直接連絡を取り合い、情報交換が徹底していたので、早めにこどもたちの
情報も入り、余裕をもって臨むことができた。
出演は、鹿野潤 やがら純子 堀井真吾。
上演の3作品は「メチャクサ、あらしのよるに、杜子春」好評の作品群。
笑いあり、涙ありの、人情朗読劇。やる側も手ごたえ十分。学校側も、子供たちの反応に
納得の1時間だった。呼んでくださったO先生には、感謝申し上げたい。
エネルギーが無ければ、とても提案できるものではないはずだ。
なかなか元気で活発な子供たちが、素晴らしい集中力を発揮して聴いてくれた。
]]>
JUGEMテーマ:芸能
7月下旬に、目白椿山荘で、久々に新潟県人会に出席した。
柏崎のグループを仕切る、公認会計士の植木さんのお誘いでは
断れない。毎月銀座の事務所に領収証を持って伺っている。
会計や税金対策のことでは、いつも大変お世話になっているのだ。
県人会にしても、コロナで3年間開催できなかった。
椿山荘の最大の広間が、いっぱいになるほど人が集まる。
会の途中で、ウクライナ出身の歌手だというカテリーナさんが
歌い始めた。これまでのものとはあきらかに一線を隔する歌声と演奏。
バンドゥーラという、日本の琵琶風の楽器もいい。
なんといっても、その歌声の美しさと悲しさ・・・・。
だいぶお酒もすすんだあとだったので、なんだかご本人に申し訳ない感じさえした。
それでも、カテリーナさんの歌声には、何か特別なものを感じた・・。
当日、CDまで購入して帰宅したのだ。
その後、7月8日に運営側として開催した、東京柏会総会(柏崎高校東京同窓会)
の反省会があったので、カテリーナさんの歌声をユーチューブで紹介。
来年の総会でどうだろうと提案。今年の講演が少々固めで長かったので、
その反省もあり、エンタメを提案したのだ。
概ね、幹事の皆さんも賛同してくださり、なんと、柏会総会という固い場で、
ウクライナ出身の歌手カテリーナのライブ開催が、現実味を帯びだした。
だいぶ先の話になってしまうが、その実現の可能性は高い。
実現すれば、これまでの流れとはずいぶん異なるものとなるのは確実。
来たことのない方々も、興味を持たれるかもしれない。
最近の、ちょっと面白い企画話。実現すれば、総会自体も楽しいものになるに
違いない。下の写真は県人会の時のもの。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
1952年、戦後の昭和27年から始まった柏崎出身者による東京での集いは、
もう70年以上になる。コロナ禍で3年半中止になったが、それを除いたら
ずっと、毎月集まりが保たれていた。厳密に言うと、私が幹事をまかせられるように
なってから8年程だが、その時点からは2か月に一回の頻度で行うようになった。
それにしても、今度の8月23日で787回目。
バトンは何代も受け継がれ、今は、布施洋一さんが代表。私が事務局幹事。
こんな会が他にあろうか?いやきっとあるだろう。
しかし、ほとんどないこともきっと間違いないだろう。
私の前の幹事の中野さんと竹田さんは、2〜3人でも開催し続けたという。
もはや、使命感と言わずなんぞや・・。
なぜか、20代の頃にはじめて参加させていただいた。皆さん、比較的年配の
謂わば成功者が多かったので、若者が行っても、なかなか居場所がない。
一度来てもすぐに来れなくなってしまう。ところが、私は、紹介者のおかげが
大きかったのだろうが、案外図々しくいることができたのである。
政治家はいる、裁判官はいる。新聞記者はいる、大学教授に学者に詩人。
会社社長はもちろん何人もいらっしゃる。そこに俳優志望の20代の若造が一人・・・。
話にならない。ただ、皆さんの談笑をお聞きしているのみ。
だが、面白かったのだ。頭上を飛び交う様々な話が、実に面白かったのである。
今、思えば、あの場所にいて、普段では出会えない方々と空間を共有していただけで
良かったのかもしれない。今にして思えば、あれは得難い豊饒な体験であったと思う。
普通の感覚ならとてもいられない環境に図々しくも、いさせていただいたおかげで、今日が
あるのかもしれない。
当時の幹事をやってくださっていた、読売新聞記者の松浦さん(故人)から、
いつも見守られていたように感じる。30代だったか40代だったか、松浦さんによく言われていた。
「堀井君がいるから大丈夫だ」いつも私は本気で否定していたが、結局、松浦さんの
思う壺である。
松浦さんは、私の中に、何かを見出してくれていたのだろうか。今も、助けてもらった
ことを感謝している。また、助言をいただいたおかげで、失敗せずにすんだこともある。
情報と温情と併せ持った、まさに情の人であり、私にとっては恩人だった。
人との縁とは不思議なものである・・・。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
1枚目の写真は、元モーニング娘 小川麻琴ちゃんとのツーショット。
この3枚の写真の関連性はなんでしょう?
それは、(正解、早すぎ・・・)
小川麻琴ちゃんも私も柏崎の出身。先日の椿山荘県人会の席で、久々に会ってパチリ。
今後も、物語シアターへの小川麻琴出演がきっとあるでしょう。ご期待あれ!
2枚目は、7月26日、柏崎海の大花火大会のワンショット。今や長岡の花火にも
勝るとも劣らない華やかさ。
3枚目は、赤い米山大橋と向こうにそびえる米山の景色。恋人岬からのショット。
柏崎には、こんな風光明媚なところがたくさんある。
もっと、市をあげて、うまくアピールできないものかね〜。
3枚の共通点は、新潟県柏崎市でした。ちなみに、麻琴ちゃんと私は、ともに
柏崎名誉ファンクラブ会員。以前は柏崎大使だったのが、いつのまにか
名称が変わっていた。笑
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
先日伺った伊豆の友人宅から徒歩で20分くらいのところの風景がこれだ。
海と空の色が、澄んだ空気の中で一段と鮮やかだ。
美しいが、海岸はどこもごつごつした岩場か、断崖絶壁・・。
この俎板(まないた)岩の上に、流罪と称して一人置き去りにされた日蓮。
そこから、海に入り、絶壁をよじ登ることは不可能に近い。そんな絶対絶命の窮地
だったことが、はじめて理解できた。
ところが、しばらくすると、土地の漁師 船守弥三郎が日蓮を救うことになる。
その後の日蓮の足跡を見れば、船守弥三郎の功績がいかに大きいものであったか、
伺い知ることができるというものだ。一説によれば、その後一か月間、夫婦で日蓮を
外護、給仕をして仕えたという。
満潮時には、海の波に飲み込まれてしまう俎板岩。
ひょっとしたら、自らの危険も顧みず、日蓮を救い、かくまったのかもしれない。
それにしても、日蓮が放置された岩場が、およそ800年前の当時から、
ほぼそのままの姿を示していることは、感慨深い。
現場にいると、その時の映像が、浮かんでくるようだ。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
7月末から8月にかけて2泊3日で伊豆の友人宅にお世話になった。
以前から、物語シアター公演に、いつも何人も連れて来てくださる御贔屓でもある。
昨年、伊豆の城ヶ島海岸に家を購入したというので、誘われていたことが、やっと
実現した。
この美しい竹林の風景は、修善寺だったか、河津だったか、ぼーっとしていて
定かでないが、とにかく癒された・・。
高台にある別荘のような邸宅からの眺めも絶景だった。海の向こうに大島が浮かび、
夜は、星座群が美しく輝く。
そして、鎌倉時代800年程の昔に、かの日蓮が流された伊豆伊東の地が、歩いて20分ほどの
ところにあった。
その断崖絶壁の流罪の岩場は、次回に掲載したい。
]]>JUGEMテーマ:芸能
一昨日、新宿末廣亭で、ついに神田伯山の講談を聴いた。
昨年、中野サンプラザホールで、短いものを聴いたが、あまりにふさわしくない空間のため、
消化不良に終わっていた。
だが、今回は独演会ではないが、十分に堪能できるものだった。
夏らしい「お紺殺し」という怪談もの・・。友人が早めに申し込んでくれたおかげで、
前から5列目ほどの最良の席で、伯山の講談を満喫した。
最近は義理の舞台が多く、あまり喜びを感じたケースが少なくなっていたが、久々に本物の
秀逸な芸を堪能できた。
講談とは、かくも魅力的な芸だったのかと、はじめて認識した。いや、なにごとも、
力も魅力もあるスターが出現することで、芸の面白さや魅力を知ることになる・・。
メジャーリーグの二刀流 大谷翔平をみて、どれだけの人が野球のとりこになったことか・・。
やはり、伯山は間違いなく実力に裏打ちされたスターだった。
それまで、眠りかけたり、お尻が痛かったりしていたのに、伯山の講談が始まると、
彼の語る世界に吸い込まれるように集中していくのだ。
あの口跡の良さ。めりはり。リズム。情感。そして何よりリアルなのだ。
セリフと語りによって創り上げられる情景と人物が、目の前に躍動する。
たぶん・・、これを若い時に見ていたら、講談師を志していたかもしれないと、
本気で思った。それほど、切れ味鋭い、崇高な芸だったのだ。
良い舞台というのは、こんなにも素晴らしいものなのかと、改めて感じた。
なんとも、うれしかった。
誤解を恐れず言うと、じつは朗読の一人語りも、じつによく似ているのだ・・・。
少し前まで、「朗読のセリフは感情を入れてはいけません・・・」などと本気で
言われていたことが、いかにも浅薄で嘘っぽい教えだったと改めて思う。
だから、朗読が長い間、下に見られていたのだ・・・。つまらなかった所以はそこにあったのだ。
感情を排してしまったら、いったい何が面白いのか?!おそらく感情表現できないアナウンサー
が、自分たちの都合で創り上げてしまったのだろう。だが、もはや、そんな欺瞞は通用しない。
あの伯山のほとばしる表現。むき出しの感情。豊かな表情。目の圧力。芝居と少しも変わりが
ない。
朗読の世界で、何か新たな表現ができるに違いないと、勇気を得た伯山の講談であった。
]]>
JUGEMテーマ:学問・学校
今週の11日に1回目の発表会。そして来週18日は発表会2日目。
今回は、人数も36名と多いが、発表グループも多めに作ったので、
最終日に反省会の時間が十分とれない。これまで、一人ずつ授業と発表会の感想を述べてもらい、
私からも全員に評価コメントをしてきたのだが、今回は、その時間があきらかにとれないのだ。
そこで、約5年間やってきて初めて、最後に最優秀賞を発表することにした。
「幸福の王子」と「よだかの星」がそれぞれ4グループ。4グループ中1チームを
選抜するので、2つのグループが最優秀賞に選ばれる。
だからという理由もあるのだろうか。発表会が近づくにつれ、皆が良く集まって練習している。
4〜5人が集まるのは、なかなか難しいと思うのだが、やる気はこれまで以上だ。
実際、1日目の発表会は、なかなか充実したものだった。どのグループもワンランクアップした
パフォーマンスを展開したことは確か・・。
あと残りは4グループ。いつも以上の緊張感があるように感じられる。
当然、まだ全く決めていない。最後までしっかり聴いて、観て、判断するつもりだ。
こちらも、いつも以上に集中しなければならない。
しかし、基本的な読み方が危ない人は、今回誰もいない。また、特筆すべきは、
途中、確実に自信をつけて表現が飛躍している人がいることだ。そういうグループは
確実に評価が高くなる。
個人の力も大事だが、総じてグループとしてどんな力になるのか・・。
全員の力が結びついたとき、思いもよらぬ力が発揮されるものである。
大学の授業が新たな段階に入ってきたのかもしれない。
]]>JUGEMテーマ:学問・学校
今年の11月5日に、高知県主催の朗読コンクールが高知市で行われる。
各地域で選ばれた小中学生らが、本選で十数名朗読し、優秀者を選ぶという企画。
ここまで来た人は、間違いなく全員優秀に違いないが・・・。
実は、高知県ではもう二十数年前から取り組まれていたイベントだという。
さすが、文化先進国土佐。
その朗読コンクールの審査委員長として、招かれてしまったのだ。
どうも、審査委員長というガラではない・・。「どうする、真吾?!」
確かに、10年ほど前に、何回か高知文学館を中心に朗読公演や講演を行い、
ワークショップもかなりの熱量で行ったことは確かだ。
だがそれは、主催の高知文学館の皆さんの情熱が素晴らしく、自然こちらも力が入り、
結果、自分の中でも記憶に残るワークショップになった・・・。
それが、今回の審査委員長につながったのかもしれないが、少なくても、当時から
一生懸命に推進してくださった、特に高知文学館の福富さんらの押し無くしては無かった
ことだろう。
「どうする、真吾?!」などと言うてる場合ではないぞ。しっかりと、期待に応えなくては
ならない。
しかし、私にとって高知はとりわけ好きな地域であり、何度も訪れたい場所であることは
確かだ。
高知の人たちのひたむきな情熱と進取の気性に富んだ県民性は、じつに魅力的だ。
私にとって高知は第二の故郷といっても過言ではない。
県民性から言えば、むしろ一番好きなところかもしれない。
大成功の朗読コンクールに向けて、取り組んでいきたい。
また、詳細は後日掲載するつもりである。
]]>JUGEMテーマ:学問・学校
11月25日土曜日、柏崎市文化会館アルフォーレの舞台に、再び立つことになった。
一昨年10月の「舞踊劇・綾子舞物語」で立たせていただいた同じ大ホール。
終演後に館長さんに、「また是非この素晴らしい舞台に立ちたいものです!」といった
ことをはっきり覚えている。それが実現する・・・。
1100人を収容するアルフォーレは、大きな空間の割に声が隅々まで届く感覚を
覚える、きわめて優れた音響の良い劇場だ。
今年は全国的にも、明治時代に一斉に創立された小学校が、創立150周年らしい。
柏崎市の中心的な学校である柏崎小学校も、150周年だという。
柏崎小と枇杷島小で、4年前に文化庁主催の朗読劇公演を行ったのが、今回につながったようだ。
ご丁寧に、校長先生と担当の先生から、昨年11月に連絡をいただいた。
これまでの学校の歴史を振り返り、いくつかの大きな事象を取り上げて、朗読劇にまとめて
もらいたいと・・・・。
場所は、アルフォーレ大ホール。学校の体育館ではなく、あの大きな空間なのだという。
正直、かなりのプレッシャーがあった。だがあちら側はすっかり、堀井にまかせればなんとかなる
という、信頼感があるようなのだ。前年の「綾子舞物語」の成功が大きかったのかもしれない。
「わかりました」と引き受けた。
様々な資料を送っていただき、読み返し読み返し、構想を練った。約1年後とは言え、
いつまでも時間があるわけではない。翌年の久々の都内公演もあるし、年内中には台本を
完成させなくては・・・・。焦れども筆は進まず、自分の才能の無さに絶望する・・。
そのうえ、たとえ朗読劇とは言え、ある程度の出演者数も必要になる。当初から地元出身の
女優永宝千晶さんには打診し、主役を務めてもらうことは快諾してもらっていたが、さすがに
あの大きい舞台で、私と二人きりでは寂しいものがある。
地元の朗読グループ「たろうの会」のメンバーに働きかけたところ、皆さん、二つ返事で
出演を引き受けてくださったのだ。これまで、頑張ってグループを牽引してきたおかげか、
皆さんの向上心のたまものか。本当にありがたかった。一人や二人では、やはり限界が
あるのだ。
台本の完成に向けてパソコンにかじりつき、同時進行でキャストやスタッフを決めるため
電話であらゆるところに連絡をした。
そういえば、翌年の文化庁朗読公演の申請をしていた柏崎の学校が
今回に限って、国の予算の問題という理由で、ことごとく不採用になり、幸運に数校だけが
ピックアップされたものの、不採用になった学校に申し訳なさでいっぱいだったことが
胸の奥に燻っていた。
「せめて、なんとしても、皆さんに喜んでもらえる舞台にしよう。」
そして、なんとか、年内ぎりぎりに台本は完成させることができた。
今年に入ってから、2月くらいから5月いっぱいまで、案の定「物語シアター第14回公演」
にかかりきりとなった。
今、ようやく11月の「柏崎小学校物語」上演に向け、具体的に動き出し始めている。
きわめて限られた稽古の中で、公演成功に向けてどのように進めていくか。
プロとアマチュアをどのようにミックスさせて調整していけるのか・・・。
やはり、一人だけでは何もできない。多くの方々のご協力の中で、きっと光明が見えて
くるに違いない。
]]>
JUGEMテーマ:芸能
賛否が交錯する舞台だった・・・。
「セロ弾きのゴーシュ」と「道」が全く別の色の作品だったことは、だれの目にも
明らか・・・。そして、それは成功していたと思う。
「セロ弾きのゴーシュ」は、もともと漫画のような展開の物語。だが、宮沢賢治の描く世界は
ただの漫画ではない。ファンタジーのようなふりをしているが、どうして、人生の
深淵をのぞき込み、アイロニーに満ちている。これを漫画のように表現したら、
決して成功しなかっただろう。稽古中の合言葉は、リアルにリアルに・・だった。
そのうえで、四匹の動物たちがじつにかわいらしく、チャーミングだったという評判は、
なんともうれしい。彼らのシーンがこの作品のハイライトだったのだから・・・。
しかし、今回のメインは、「道」だった。
作品も構成も、悪くはなかったはずだ。そして、お客さんの受けもとても良かった・・。
本番中も、途中から客席から嗚咽が聞こえてくるほどの充実ぶり・・・。
みなさんの拍手からも、しっかり受け止めてくださっているように感じた。
だが、これまでとは違う、手放しで喜べないなにかがあった。
特に、これまで「物語シアター」を見続けている所謂、見巧者の人たちからは、
以外にも辛口の評が多かった。
それが何故なのか、よくわからない・・。
たぶん、それが見えるようになったとき、「物語シアター」も私も、一皮むけるのかもしれない。
それは、先の楽しみにとっておこう。
ともあれ、成功裏に終えた公演だったことは、間違いなかった。
舞台公演とは、簡単なものではないことは確かなのだから・・・。
]]>JUGEMテーマ:芸
5月27.28日の公演が終わった。
この出演者とスタッフの顔を見れば、皆さんの達成感が伝わるかもしれない。
いつも、こんな笑顔で暮らせたらいいなあ〜と思うが、それはそれでうるさすぎる。
たまに、こんなはっちゃけた笑顔になるのもいい。
ばかみたいに呆けるのも、楽しい・・。所詮、自分も含めて、人はバカでいい。
気取るのが一番いやだ。
この中の一人がいなくても、良い舞台にはならなかったと思う。
病気、事故、様々なことが途中あった公演だが、苦しみ乗り越え乗り越えて、
かえってそれがみんなの結束を固めたように思えてならない。
一人の力は小さいが、それが結集すると爆発的なパワーを発揮する・・・。
人というものの、不思議さよ・・。
真ん中に座っている白髪の舞台監督種倉さんが、「ああ、楽しい公演だった・・」
とおっしゃたのが、本公演を象徴していたような気がする。
観に来ていただいた方々。そして関係者の皆さん、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
少し前になるが、3月末の写真。
息子がNHKの甲府局から、宮崎局への転勤が決まって、妻と引っ越しの片付けのために
行った時のもの。
甲府城跡地は桜が満開で美しかった。白い塀と石垣も整然として、少し冷えるが清々しい
天気にも恵まれた。
若い時の私に似て、まったくのんきなもので、明日引っ越し屋が来るというのに、
まるで準備をしていない・・。若い時の男の子は、こんなものかと、半ば呆れ、
半ば、懐かしく昔を思い起こされた。
運送屋が荷物を運び出すと、SUVの自家用車いっぱいに、残りの荷物を載せて、
川崎の自宅へ息子を連れて帰宅。二泊ほどして、新たな赴任地へと飛行機で向かった。
新任の地でも、しっかり勤めてくれよ!との親心・・。とは言え、自分の若いころよりも
よっぽどしっかりしているようなので、偉そうなことは言えない・・。笑
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
昨年引っ越した新百合ヶ丘は、静かで良いところだが、丘陵地帯のせいか風がやや強い。
下の木は、長い間強い風を受けて、こんな形の枝ぶりに・・。
風はいつも左から右へ吹いているのは、一目瞭然。
冬の間は、裸の枝ばかりが見えるので、寒々としてまるで厳寒の地のよう・・。
ところが、4月に入ると、間もなく緑の葉が繁りだしたのだ。
寒々として死んだように見えた木は、間違いなく生きていたのだ。
以来、この木の脇を通るのが特別な楽しみに感じられるようになった。
下のピンク色の花々は、つつじなのだろうか?つつじには早いか・・。
4月5月と、周りの地域も美しい色彩に彩られ始め、
何もかもが、生きている実感を歌い始める。
そういえば、3月に入って間もなく、南の空から舞い戻ってきた鶯がきれいな声で鳴き
始めた。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
4月4日の新宿中央公園の昼下がり。
桜の花が早くもだいぶ散ってしまったが、暖かいひだまりに人々が集まってくる。
都会の中の美しい公演だ。
「物語シアター」立ち上げから、様々応援してくださっている(株)TNSの坂野会長。
オフィス引っ越しに伴い、ご挨拶も兼ねて訪問した。中央公園近くの恵まれた環境に
新オフィスはあった。
5月の第14回公演でも、広告協賛していただいている。お菓子のブルボンとともに、
当日パンフレットの全面に広告を掲載予定。IT関連の成長を続ける企業だ。
じつは、物語シアターのホームページは、ティーエヌエスでつくってくださったもの。
チケットのインターネット予約のシステムも、こちらで担当のMさんにやっていただいている。
私の力では、とてもかなわないことばかり・・。こうして長くバックアップしていただいて
いる、恩ある会社なのだ。
]]>
JUGEMテーマ:芸能
3月16日より、「道・セロ弾きのゴーシュ」公演のチケット発売開始となった。
じつは先行発売も若干始まっているが、正式には16日からなのだ。
もう、後戻りはできない。しかし、その感覚はいやではない。
一昨年の10月に、新潟県柏崎市で「舞踊劇・綾子舞物語」の公演を、コロナ禍の
間隙を縫って、奇跡的に上演できたものの、都内で朗読劇を上演することはできなかった。
じつに都内公演は3年半ぶりである。長かった・・。
昨年は引っ越しに労力を費やしたが、仕事に関しては我慢の年だった。動かないときは動かない
ものだ・・。進みたくとも進めない。
条件良く引っ越しができただけでも良しとしなければならない。
広めの書斎を持てたことで、作業は一段とはかどるようになった。6階なので開放感があって
見晴らしもいい・・。高すぎず低すぎず、閉所が苦手な私にはちょうどいい塩梅だ。
やはり、公演に向かっていく緊張感が好きなのだろう。
ああでもない、こうでもないとシミュレーションしながら、構築していくのが好きなのか。
どういうふうにすれば、本物の表現になるのか、とか、どうすればお客さんに喜んでもらえる
のか、とか、一つ一つ課題を越えながら、時には切り替えたりしなければならない場合も
ある。柔軟性もないと、うまく先には進めない場合も出てくる。
制作と演出と出演をすべて進めている。大谷翔平は二刀流だが、私は三刀流。(爆)
さて、原田マハの「道」と宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」。
3月末より稽古開始だ。
どんな舞台になるか、期待を込めて、楽しみに観に来ていただければ嬉しい。
]]>
JUGEMテーマ:日記・一般
いつも、ウオーキングコースにしているふるさと公園は、もう10日ほど前から
一部の桜のつぼみがふくらみ始めていたが、ここにきて梅に先んずる勢いで
花が咲き始めてきた。
この時期にはかなり早いと思うが、春到来を感じられ、うれしい・・。
まだまだ、梅も桜も開き始めたばかり。毎日膨らんでいくのを見るのが楽しい。
梅も桜も素晴らしいが、個人的には、むしろ梅の方がより好きだ。
まだまだ寒いころから、春の花の先陣を切って開き始めるいさぎよさ。
一見地味だが、風情に深みがあり、心和ませる花だ。枝ぶりも盆栽を思わせる
ものがある。
一週間後に、またどのように変化しているのか、お楽しみに・・。
桜は、一か月間ほど、木によって楽しめそうだ。
]]>JUGEMテーマ:芸能
2月3日の節分の日に柏崎に入り、4日土曜日に産業文化会館で公演本番。
新潟県柏崎市は、久しぶりの青天に恵まれた。
今回は、朝から私も劇場入りし、リハーサルを客席からみてフォロー。
やはり、気になるいくつかの点を修正するだけで、印象は大きく変わる。
みて差し上げることができて良かった・・。
4回目の今回の舞台は、これまでとは充実度がまるで違う印象・・・。
コロナの縛りから解放され、足を運んでくださる方々も増え、客席は
いっぱい・・。産業文化会館がこんなに活気を呈するのは、久しぶりかも
しれない。
前半は和もの朗読劇二本。後半は現代もの二本。
それぞれの作品で演者が躍動して、表現力に明らかな磨きがかかった。
一人として、向かう方向が間違っている人がいない。アマチュアながら、皆ある高みを
目指している。だから、空間に気持ちの良い緊張感が生まれる。
中には、女優的感性で観客を魅了した出演者たちも・・。皆さんの表現がリアルに、
感情豊かになった分、観客は物語の世界に引っ張り込まれ集中し、涙や笑いに変わる。
皆さん、もういっぱしの役者。舞台上で余裕さえ感じるリラックスぶりだ。
出演者たちが皆魅力的に見えた。何より、来場したお客さんたちが、たいそう
楽しんでいるように感じた。来年は益々入場客が増えるに違いない。
ブラボー、たろうの会。ブラボー!!
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
昨年11月29日に、大学時代の友が亡くなった。60代前半と、
まだ若すぎる死だった。
そして、先日2月11日土曜日に「偲ぶ会」を開催。大学時代の所属サークル
「シェークスピア劇研究会」通称「シェー研」のOB27名が彼のために集まった。
亡くなったM君の奥様とご子息3名をあわせて、31名。
お店はけっこう広くて、十分と思っていたが、スペースはいっぱい・・。ギリギリだった。
彼は、いつもニコニコしていて、軽妙なタイプ。どちらかというと聞き役だが、芯の強さと
明るさで、いつもサークルの中心にいた。
学生の頃は、本気で演劇に情熱を傾けていた。演出も2回した。1回目の「マクベス」では、
それまで長い間、原語上演だったものを、主演の私がそそのかし、日本語上演に変えた。
様々、先輩から言われたはずだが、彼は、持ち前のひょうひょうとした持ち味でかわして
くれていたようだ。2回目の「夏の夜の夢」では、私も出演したが、、彼の演出は見事だった。
遊び心ある演出はのびやかで、最上級の我々4年生も人数が多く、新旧絡み合って
じつに面白い舞台となった。
M君の喜びはいかばかりだっただろう。おおいに笑いも弾け、出演者も観客も楽しんだ舞台
だったのだから・・・。
卒業後は、しばらくテレビ業界でスタッフとして勤めをしたのち独立。会社を興し、
順調に業績を上げ、50代はもう悠々自適だったはずだ。仕事もできるが、
海に山にスポーツに音楽に、彼は昔からタフによく遊んだ。
趣味で、町のアマチュア劇団の演出もしている。そこで、出演者の奥さんとも知り合ったらしい。
まさに恋女房・・。
一昨年秋、柏崎市で開催した「舞踊劇・綾子舞物語」を、彼は自慢のキャンピングカーを運転して
来てくれたのだ。その晩は会えなかったが、もう一人行ってくれた友人に語った感想は、
「一つのことをやり続けるってすごいな」。それが彼の私への最後のメッセージとなった。
偲ぶ会では、どうしても司会で盛り立ててあげたかった。彼の人柄をしのんで、こんなに良い、
楽しい偲ぶ会はない・・そんな会にしたかった。
人情に厚い、明るいMのために、彼の思い出をたくさんの友が語れる、楽しい・・でも、
ちょっぴり切ない会でなくてはならなかった。
私はMくんと違って、なんでも広範囲にできるタイプではない。謂わば、専門バカである。
一つのことしかできない。だが、深堀りしていると、他の人には見えないものが見えてくる。
せめて、人にできないことで人を楽しませる・・。それが、今後の私の道なのかもしれない。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
うっすらと形良く浮かぶ雲が、良い気持ちにさせる。
ここからランプの魔神でも出てくるんじゃないか!?
そんな妄想に耽る、私は妄想の魔神・・。笑
今年こそは、世界も日本も、そして家族も、
平和で良き年になりますようにと、願いを込める。
皆さまにも、素晴らしい年になりますように・・。
]]>JUGEMテーマ:日記・一般
2023年の年が明けた。
ウクライナでは戦禍が続き、コロナ禍もまだまだ収まる気配がない。
昨年末は、新潟にはこれまでに例を見ない大雪が降り、自然も人もいっしょになって
世界の平和を脅かしている。昨年を象徴する漢字は「戦」だという。
第二次世界大戦が終わって、まだ80年ほどしか経っていないのに、
人類は、同じ過ちを再び起こそうと・・いや、もう起こしている。
暮れには、一家惨殺事件や、駅ホーム飛び込みの一家心中等といった、暗いニュース
も連日報道された。
ついつい、暗い思考へと向かっている自分を認め、「いかん、いかん」と切り替える。
そんな中でも、元旦の関東の空は、まっ青に晴れ渡っている。どうやら、新潟も
先日の大雪は、ほぼ消えたようである。
一刻も早く戦争が終結し、コロナ禍の終息を願いながら、今自分にできることを
希望を持って進めて行きたい。人のために自分ができることは何か・・。
間もなく65歳を迎える自分が、どうやって生き、そして死んでいくのか・・。
昨年末の、友人M君の突然の死は、少なからず動揺を覚えた。大学時代からの友
だったが、親友というべき仲になったのは、ここ4〜5年だろうか・・。
それぞれの道で、認め合うことのできる友だった。
昨年10月に、柏崎市で開催した「舞踊劇・綾子舞物語」を、かれは自慢のキャンピングカー
を運転して、観に来てくれたのだ。
「一つのことをやり続けることは、すごいことだな・・」彼が私に送ってくれた最後の
メッセージだった。
彼の優しさと懐の広さには到底かなわないが、わずかでも社会にお役に立てることを
考えて生きて行こうと思う。
それが、2023年の元旦に誓う決意だ。
]]>
JUGEMテーマ:学問・学校
柏崎小学校から、11月に、1年後の150周年イベントとして、柏崎文化会館アルフォーレにて「物語シアター」
をやっていただきたいとのオファーが来た。
2年前に、文化庁派遣事業の一環で11月に体育館で朗読劇を行い、昨年の10月にはアルフォーレで
「舞踊劇・綾子舞物語」を上演。市の小学5年生、中学2年生、大人に、1日に3回上演したホールだ。
2時間の舞踊劇なので、出演者はヘトヘトだったが、手応えのある公演となった。
そして、ご覧になった柏崎小の先生方が、来年11月に物語シアターで朗読劇を行って欲しいとの希望だった。
柏崎小は、コロナ前までの5〜6年間、校長先生が台本を書き、いくつかの出来事や事件に題材をとり、
25分程度の芝居を、この素晴らしいホールで毎年上演していたのだ。演ずるのは小学5年生。子どもたち
だけではなく、先生方にも加重がかかるイベントだったが、見事にやってのけられていた。
それらの資料を元にして、「物語シアター」で朗読劇にして欲しいというリクエストだった。
格闘の末、ようやく1時間あまりの朗読劇の台本が完成した。昨年もヒロインとしてご出演いただいた
柏崎小学校出身の女優、永宝千晶さんをヒロインに、私と、地元で朗読を指導している「たろうの会」
のメンバーにもご出演いただくことになり、どうやら形になった。
昨年、「綾子舞物語」を上演したとき、あまりに良い劇場なので、いつか再びこの舞台に立ちたいと
思っていたのだが、2年後に再び立つことがかなったわけだ。
子どもも大人も観て、楽しく感動できる物語の世界を、提供したいと誓っている。
]]>