柏崎公演まであと一週間

  • 2008.02.29 Friday
  • 18:55
JUGEMテーマ:芸能

 そうだ。気がついたら、来週の今日が柏崎産業文化会館での本番だ。
 だいたいここのところ忙しすぎて、ひとつひとつ目の前のものをクリアーしていくのに精いっぱいで、余裕がない。
 先ほど帰ってきてメールを開くと、子供劇場のTさんから「あと一週間ですね!」というメッセージがはいっていた。やはり故郷での舞台となると特別な思いが湧いてくる。
 なんだか身のしまるような緊張を感じる。
 
 主催の子供劇場のみなさんが一生懸命チケットを売ってくださって、席も順調に埋まっているという。本当にありがたいことだ。
 自分でいうのも変だが、昨年被災した柏崎の方々の心を、「幸福の王子」と「ラブレター」は癒してくれると思う。二つの物語にはそれだけの力があるし、いい役者も揃った。

 とくに「ラブレター」は物語シアター創立以前に、柏崎で一人だけで朗読したといういわくつきの作品である。それが現在、最大のレパートリーなのだから不思議だ。
 あれは確か2年半前・・・。進化したラブレターをご期待いただきたい。

 

ラブレター

  • 2008.02.22 Friday
  • 23:03
JUGEMテーマ:日記・一般

 明日、今や物語シアター最大の人気作「ラブレター」を2か月半ぶりに越後湯沢のホテルで、岩男潤子さんとともに、彼女のファンクラブの前で上演する。
彼女の持ち歌「いぶき」をラブレターのテーマ曲にしたくて、問い合わせたのがきっかけで彼女に自ら参加していただくようになったのだ。

 岩男潤子が白蘭を演じているのか、白蘭が岩男潤子を演じているのか、見ているうちにその境界線がわからなくなってしまう・・・。まさに当たり役といっていいだろう。
 彼女は芝居をしたことがないという。もちろん、アニメ声優として20代に人気を博していたが、確かに舞台の演技とそれとは異なる。ただし、歌手は違うのだ・・・・。

 もともと歌手としてデビューした彼女は、数多くのライブコンサートを経験していく中で、おそらく感情表現や観客の心のつかみ方を体得していったのだろう。じつは、いい歌手は皆芝居がウマイ・・・!歌は3分間のドラマともいうのだ。
 12月1日の公演では、初めて彼女の演技をご覧になったファンの皆さんにとって、意外な再発見の場となったことだろう。そして益々魅力を感じるようになったのでは・・。
 そのうわさを聞いた他のファンの皆さんが、明日の舞台をはたしてどう感じるだろうか・・・・。
 岩男さん自身も白蘭(パイラン)役を気に入り、ファンのつどいで上演するにいたったのだと思う。最後に白蘭が歌う「いぶき」まで55分ほどの長さの物語。
 物語シアターにとっても岩男潤子にとっても、明日新たな1ページが加わる。

 そしていよいよ3月7日は、柏崎での「ラブレター」「幸福の王子」の公演である。
 
 

中目黒テレビ

  • 2008.02.15 Friday
  • 22:26
JUGEMテーマ:日記・一般

 小山田圭吾 通称コーネリアスをみなさんはご存じだろうか。
 音楽家、ミュージシャンである。音楽のカテゴリーはなんだろう?ロック系・・インストゥルメンタル系・・ギタリストであり、ボーカリストであり・・・別になんでもいいか・・・。とにかくミュージシャンがリスペクトするミュージシャンだ。むしろ日本国内より欧米でよく知られているという。とは言っても、音楽好きにはたまらない存在にちがいない。

 ところが、4〜5年前からNHKFM「中目具ラジオ」で、なぜか私が小山田圭吾役で語りをやるようになった。「皆さんこんばんは、中目黒ラジオの時間です。この中目黒ラジオは年二回東京の中目黒でつくられており、わたくし小山田圭吾とNHKが協力してお届けするラジオプログラムです・・・・。」で始まる中目黒ラジオはなんと、半年にいちどのレギュラー番組だ。まさに盆と暮れに必ず小山田さんと会って、おしゃべりをする。

飾らない彼は恬淡としていて、どうやらコンサートライブの時でさえそのモチベーションは変わらないらしい。
しかし、彼の才能はすべてを遊び感覚で音楽に変えてしまうことだ。そしてライブで使う映像と楽曲とのなんとも気持ちの良いコラボレーション。
 先日実は初めて、中目黒テレビなる番組のナレーションを手掛けた。途中、かれがマッチ箱をカシャカシャならしはじめると、一定のリズムを刻み、そのままライブの演奏に切り替わっていくのだ。それがじつに小気味いい。amazing!

映像があるとコーネリアスという人物が鮮明に見えてくる.fantastick!
「物語シアター」の龍の子太郎で使っている楽曲は、ありがたくもコーネリアスの提供のrolling stone 。なんと恐れ多い、なんと怖いものしらずだったことか・・・・。

 コーネリアスファンにとっては興味深い、なんとも羨ましい出来事かもしれない。
 そして、初めての「中目黒テレビ」。とても面白い音と映像の世界を満喫した。
 今後のコーネリアスこと小山田圭吾さんの世界的なごかつやくを心から祈る。




徒然なるままに 4

  • 2008.02.10 Sunday
  • 10:08
JUGEMテーマ:日記・一般

 今年の関東はやけに寒い・・・・。
 去年が暖かすぎたのだ。地球温暖化を思えば冬はそこそこ寒い方がいい。その上、雪国新潟の出身で誕生日も1月下旬ときたら、冬の申し子みたいなものだ。
 この身を切るようなピリッとした空気の冬が好ましい。・・・などと言ってみたいものだが、どうも寒さは苦手だ・・・・・。かと言って35度を何度も超える最近の夏は、絶望的に嫌いだ。それを考えると防寒さえすればまだこの寒さのほうがましか・・・・。

 考えてみると、自分はあきらかに北国系の人間。色も白いし、気質も新潟県人特有の粘り強さや おとなしさに象徴されると思う。これは他の地方出身の人たちと比べて初めて気づくことなのかもしれない。
 郷土風土の人間にあたえる影響は計り知れないと思う。もちろん新潟県人にも様々な
ひとがいるが、傾向性というのは確かにある。
 
 日本に生まれ、越後に生まれたこともきっと意味があるのだろう。友人のMさんが好んで使う「必然」ということば。それは運命や宿命とも通ずるものだが、必然のほうがより希望に溢れた響きがある。
 今年は東京神奈川も雪が多い。雪の季節こそが、じつは私の特別な時でもあるのだ。

 最近になって、郷土とのかかわりが濃くなってきているのを感じている。そして、故郷のために私の微々たる技能が少しでも役にたつのであれば幸いである。

学童保育なかよしクラブ

  • 2008.02.03 Sunday
  • 00:57
JUGEMテーマ:日記・一般

 今年も物語シアター最初の公演は、埼玉鶴が島市の「なかよしククラブ」だった。物語シアターを立ち上げて初めて出張公演をやったのは、実はこの「なかよしクラブ」だったのだ。つまり出発点とも言えるところだ。

 去年はここを出発点として、思った以上に多くの公演をすることができた。一年たって再び呼ばれて出発点に戻ってきた感じで、またうれしさも格別だ。
  
 去年は「よだかの星」を中心演目に私と石山智恵さんの二人でおこなった。今年はあのアニメでも有名な「フランダースの犬」。去年の公演が終わった後リクエストをいただいていたのだ。そこで今回、私たち二人に加え、バイオリンの鈴木睦美さんに加わっていただいた。鈴木さんに助けられて、なんとか成功裏に終わらせることができた。
 レパートリーの一つに加えることができそうだ・・・・・。

 1年たって戻ってきてみると、どうやら物語シアターの特色がはっきりしてきたことに気づいた。グループの基本人数がいつしか3人になっていたのだ。3人寄れば文殊の知恵とはよく言ったものだ。3人いれば、たいていのことに対応できる。
 それと、今回は初めてバイオリニストにはいっていただいたが、笛だったり三味線だったり、楽器の生演奏をいれることで、より情感あふれる世界を演出することができるのだ。演目によってはあと1〜2名増えるが、出張公演は5名が限度か・・・・・・。

 正直、フランダースの翻訳が古く、その上直訳調のことばにはだいぶ手こずった・・・。どうやら、なんとか形になったようだ。

 前もって子供達に物語から連想する絵を描いてもらい、それらが壁に何枚か掲示してあった。
すばらしい絵ばかりだった。物語を聴き終えた彼らがふたたび絵をかくと、いったいどんな絵になるのだろう。今の子供たちが想像力がないと決め付けるのは、いささか早計すぎる。やはり彼らのイマジネーションは、大人の固い頭をはるかに凌駕する広がりと閃きをもっている。
 彼らの成長を感じるのも、また物語シアター活動のたのしみのひとつでもある。
 なかよしクラブと関係者の皆様に心からお礼を申しあげたい。そしてまた、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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