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エンターテイメント今週の土曜日、日曜日、物語シアター第五回公演の本番がやってくるヤーヤーヤー!
こればっかりはふたを開けてみないと、成功か失敗かはわからない。
けれども、物語としてはかなり面白い・・・。本人のことは棚にあげといて、役者のレベルも、苦しんだ末確実にアップした。役者それぞれの存在感とチームワークがバランスよくとれてきた。
おかげさまで、後半にきてチケットの売れ行きも好調で、あと、日曜の夜の席が数枚あるだけだ。
それじゃあ、バンバンザイじゃない?といいたいところだが、それほどの余裕はない。これまで5回の公演で、楽だったことなど一度もない。第三回の「ラブレター」の時などは、チケットが伸びず、最後になんとか形にしたこともあった。本番舞台の上に立てたこと、それ自体が喜びだった。舞台の上にいる時が、ある意味一番気が抜けた。余計なことを考えずに、それだけに集中できることの幸せをかみしめた。(なんだか、マジ・・・)
生来舞台が好きなんだと思う。
劇団時代も、舞台の袖で出を待っている暗くひんやりとした空気が好きだった。ただ今回は、ほとんど舞台に出ずっぱりなので、その余韻に浸っている時間はないのだが・・・・。
じつは、結果的に6年前とは、芝居の雰囲気がだいぶ異なったように感じる。今回は台本をだいぶ手直しして、演出も私が行った。
最後のシーンで、前は安男の落胆と絶望が前面に出ていたが、今回は絶望とは程遠いエンディングになっている。むしろ、安男の魂が救済されるラストシーンだ。
たぶん、これは私の指向性なのだと思う。絶望や落胆よりも希望を抱きたい。
だいたい、お客さんは、わざわざ劇場に足を運んでまで暗い気持ちになりたくない。スカッと軽やかな気持ちで家路につきたい。・・・・・・・と、私は考えるのだ。
話の筋だけ聞くと、くらい話のように聞こえるかもしれないが、たぶん、意外と明るい展開になっていると思う。人間やっぱり明るい方がいいような気がする。
ともあれ、幕が開くまでわからない。わからないから面白い。
そして、私の能書きもこれくらいにしておこう。
楽しんで聴いて、観ていただければ幸いである。
最後に、共演の大先輩の阪 脩さんには、様々な面で助けていただいたことを感謝いたします。